ニセコの日々 ファイト再考

２０１２年２月１１日　土曜日　８２４日目

山頂勤務。

昨日はあのまま風でナイター中止になったらええのにと、密かに神頼みしていたが叶わず。

ＳＨＩＮと大仏さんはそのあとケロッとして元通りに話している。多分そうなるやろうと踏んで、放っといたんであるが。

直後は気の短めな若手風社員ＳＨＩＮも、

「アノヤローかかってきたら返り討ちにしてやろうと思ってたのにやらなかったナ！」、と熱くなっていたのであるが、お互い熱しやすく冷めやすいのだな。



弁当はエビフライとミニハンバーグ、スパゲティ。お子さまランチやないか！嫌いじゃないけどね。



夜は寮で、キノコそばと焼き魚（ホッケ）。

ブーツの先も割れたし、板もクラシックなモデルなので、いっそ買い換えようかとも思う。しかし新品だと１０万以上かかりそうなので思案中なのだ。ネットオークションでいいのがないか夜な夜な探している。

出費　０円

ニセコの日々 ファイト！

２０１２年２月１０日　金曜日　８２３日目

山麓勤務。朝から風が強く、上部のリフトから順番に運休になる。ゴンドラも止まってしまい、アンヌプリで動いてるのはクワッドリフトのみになってしまった。しかも減速運転中なのだ。



間の悪いことに修学旅行の学校が重なり、一般客も全部このリフトに集中したため、ごらんのように大行列ができてしまった。往年の名（迷）スキーヤー諸君ならわかるだろうが、昔はこれぐらい並んで乗るのが当たり前やったのだ。あーなつかしいなあ、なんて言ってる場合でもない。

通常は乗客係一人で大丈夫なのだが、初心者の修学旅行生もいるし補助に２人出てもらってチケットゲートと外の列を担当してもらった。

風が強い（だからリフトが止まってるのだが）上に雪の降る中で、辛抱強く並んでリフトに乗っておられる。持ち場交代になったとき、ちょっとしたいざこざがあった。

寒い外から運転室に戻ってきた大仏さんが大声で、

「あああ～、もうサブい！」

と、若干切れ気味になっている。

それを黙って聞いていた若手風写真のＳＨＩＮもついにブチキレ、

「なに怒ってんの！なにが良くないのか言ってもらわんとわからんでしょーが！」

と６０過ぎた大仏さんをたしなめる。そういう事情がまったくわからないまま他所から応援に来たガク（地元民１８才フリーター公務員志望）は、いきなり交戦体制に入った二人の間で凍り付いている。

あとでガクと二人になったとき、

「ガクぅ～。ああいうときはお前が間に入って、まあまあまあまあ～、とか言わんと～」

と攻めてみたら、

「いやいやいや、無理っすよ」

と目をまあるくしておった。



そんなことがあっても腹は減る。今日はちくわ天と焼き魚。



３時頃から風が弱まり、減速運転も解除された。そのままナイター営業になる。豚肉炒め、炒り卵、スパゲティ。

出費　０円

ニセコの日々 先割れアゲイン

２０１２年２月９日　木曜日　８２２日目



山頂勤務。さっそく白い恋人のおみやげをみなさんで食べていただく。今日からタカヨシさん（６０代農業）がクワッドの山頂勤務に回った。先日勤務終わりにスキーで滑って詰め所に戻る途中、まくれて（こけて）片腕が上がりにくくなったそうなのだ。治るまでのあいだはクワッド勤務になる。クワッドリフトは別名リハビリセンターとも呼ばれたり呼ばれなかったり。



弁当はミンチカツ。ああ～刺身とか食いたいな～。



３時にはキャップさんオゴリのホットドッグが山頂にも上がってきた。うまー。



通称つらら通りでは、カベになってる雪がまくれてきて面白い形に変化している。これからどうなるのか、さらに見守ってゆきたい。



寮の夜ご飯は炊き込みご飯。ヨッシーの大好物である。ゴボウの肉巻き付き。ごはんはおいしいが、ちょっと甘い目の味付けにするのは道産子流か？



ナイターを滑りに行くが、２本も行かない内にまたブーツの先が割れだした。こりゃイカン。そのあとはボードに代えて滑る。

出費　０円

ニセコの日々 目医者＆雪まつり

２０１２年２月８日　水曜日　８２１日目

ジージ出勤と同時に家を出ようと思ってはいたが、だらだらと寝てしまう。



用意されてた朝ご飯を一人でいただく。いくらとシャケの親子丼や！朝からぜいたく！すまんの～～。



札幌市内とは言え、やはり公園などは雪深い。階段も凍ってて注意を要するのだ。



１０時に札幌駅至近のビル内に、品川近視クリニックを訪ねる。



今日は近視矯正手術のレーシックについて説明を聞くのと、無料適性検査を受けるのだ。

なぜレーシックかというと、まずゴーグルとめがねの曇りにうんざりしていたのである。そのことをハットリくんに愚痴っていたら、実は僕レーシック手術受けたんですよ、とカミングアウトしてくれたのである。

いろいろ説明をしてくれて、札幌にも専門の病院があるということでネット検索したらこのクリニックがヒットしたのである。

東京、名古屋、大阪、福岡などにも展開している大手で、札幌院は開院間もないこともあってモニター体験者募集というのをやっていた。毎月ネットで募集していて、無料一人、半額３人、３割引１０人が当たるのである。だめもとで応募していたら、３割引に当選したのだ。

近眼手術についてはいままでそんな選択肢について考えたこともないから知識がない。よって眉唾物？的な憶測の域を出ていなかったのが本音なのだ。



ロッカーに荷物を入れて、検査を受ける。まず、数種類の機械に顔を当てて、基本の検査をする。視力や眼圧、角膜の厚さも測るのだ。よくあるＣのマークの並んだ検査も、普段受けるのよりも細かく実施され、時間がかかり疲れてまった。

最後に医師の問診を受ける。ヨッシーの角膜は厚い目なので、安心して手術を受けられるそうである。なんとなく厚い予想はしてた。根拠はないけど、面の皮同様分厚いかなあと。

角膜が薄い人は手術が受けられないか、できても１回だけしか出来ないそうなのだ。あー厚くてよかった。あとは手術日を決めるのだが、まだ受けるかどうか決断してないので改めて電話することで決着した。

以上はもちろん無料。ただし、人が遺伝的に持っている目の病気の検査は、任意だけど１万円かかる。手術することになったら、その１万円は費用から引いてくれるので実質無料なのだ。

ヨッシーは、もし手術受けないことにして１万円が返ってこなくても、こんなに２時間以上もかけて目の検査をしてもらったのでそれはそれでいいかなあ？と思い、DNA検査を受けたのである。



あー、腹減った。地下の食堂街で千房のお好み焼きを食う。イエイ！お好み焼き定食だ！ご飯味噌汁付き。文句あっか！



地下街を歩いていると、昔の札幌写真展があったので覗いてみた。これは大昔のミス札幌。ヨッシーは３人誰でもエエゾ！



現代のミス札幌。どっちでもエエゾ！



これが昔の大通公園だ。建物が少なくて低いためか、今より広いように感じる。



夕方の汽車の時間まで、雪まつりを楽しむ。弟子屈ラーメンがあった。屈斜路湖で参加したお祭りで食べたなあ。おいしかった。



数日前、初音ミクの雪像が倒壊して、観光客がけがをしたとニュースで言っていた。どれがそうか？と探したが、その後危なっかしい雪像を前もって壊したものもあるそうで、あちこちに残骸っぽいのがある。適当にこれかな？ってのを写しておく。



なんかテレビカメラも来てたからこれっぽいやん。



雪の滑り台は長蛇の列。子供ばっかしなので混じって滑るのはちょっと恥ずかしいからパス。



陸上自衛隊制作のタージマハル。



同じく自衛隊制作の鶴ヶ城。福島県会津若松にあるお城らしい。今年自転車で東北に進んだときは、是非見てみたいな。



あ！ちがう初音ミクもいた！こっちは倒れてない。

ところで初音ミクって何？誰？そんなことも知らないヨッシーであるが、このまま詳しいことは知らないまま一生を過ごそう。



あ！ミニＳＬやあ！ちゃんと石炭を燃やして蒸気で動いてる。無料で乗れるとあってこれも長い列ができている。すごい精巧にできているので、乗るより見ている方が面白かった。



ワンピース。なんだかなあ～。人気アニメとか作ったら大衆は喜ぶとおもってるなぁ～。安易なんじゃい。



そこに発見した国際広場の雪像群。これこれ！こういうのが面白いやん。これは台湾かな。お国柄がでているのが楽しめる。



スウェーデンのはナントなくスウェーデンっぽいよね！



タイのやつ。各国の人が作っていて、現在進行形で制作しているのもあるから、その人たちを見るのもオモロー。タイなんて雪ないし、さわることも無いんじゃないかな。着てる服も、明らかに北海道の寒さにマッチしてないのがラシくていいわ。



ニュージーランドは鍾乳洞か？マオリ族のカービング模様が泣かせるわ。



また一般の部にもどって、松井選手。似てるか～？



ステージ前を通過したら、ＡＫＢっぽいアイドルが歌ってた。だれやらワカらんが、手前の兄ちゃんの盛り上がりようはハンパないわ。



駅地下でおみやげを買う。もちろんこれよね！リフトとかマカナイシスターズ用なのだ。



少し早いが晩ご飯を食べておかねば。今夜は寮のご飯は間に合わないから断ってあるのだ。銀座ライオンで生ビール。



ソーセージ。



唐揚げ～～！少し多いかと思ったが、ぺろりやった。



最終の汽車は午後６時前。小樽経由。倶知安まで１７９０円。



札幌とちがい、もうここまで来たら極寒吹雪の世界になった。



ナイト号でヒラフまで戻り、連絡シャトルバスの最終８時半出発に乗り継ぎ、寮には９時過ぎに帰着。

雪まつり初体験終了。

出費　８６７０円　（ＪＲ、バス、お好み焼き、ライオン、白い恋人、ビール）

ニセコの日々 雪まつりからの～、ジージ宅

２０１２年２月７日　火曜日　８２０日目



朝食付きプランで予約していたのだ。



テレビを見ながらコーヒー飲もうと思ったが、喫煙者の煙攻撃に耐えられず退散した。

スキー場の労働環境だけに限らず、実は北海道は日本じゃないかも？と思うのはこういう時である。いちおうここも喫煙禁煙は分けてあるけど、隣同士のテーブルやん！近すぎ！

内地なら全館禁煙で、囲い込まれた喫煙ルームがあるのが標準になってきとると思うがちがうか？あり得へんて。



さあ早速雪まつりに出かけよう。まずは昨日チラ見した氷のオブジェだ。



なんじゃこれ？魚が閉じこめられてるだけやん。



すしざんまいかぁ。なるほど。



すすきのから大通公園まで歩き、見学開始。なんかでかい建造物ある。



ジャンプ台や。まだ整備中で、誰も飛んでない。



デカいテントの中にはストーブがあり、イスやテーブルも備わって無料休憩所になってる。



すぐ隣に南極料理人の屋台有り。テレビか映画の宣伝も兼ねている模様。ちょうどお昼も近いので、



その南極仕様のラーメン５００円と金麦をいただいた。塩味っぽい感じ。ちょっと味が薄いように思った。南極は塩分控えめにした方がええのかな？



横のジャンプ台でセッションが始まった。練習みたいなものか？



みんなビャンビャン飛んでる。簡単そうに見えるけど、上にあがったら即ゴメンナサイするやろうなあ。



横から見るとすごい苦労して建ててなさるのがわかる。



ちょこっと公園を移動したら、自衛隊の楽隊がいままさに演奏をせんとしている。裏側から撮ってそのまま立ち去る。意味はない。



すんごい雪の固まりを見て、雪像づくりの大変さを想像する。スキー場でリフト乗り場にうっすらと雪をいれるだけでハアハア言うくらい大変なのだよ。あとで腰や腕も痛くなるし。なのにこんなでかいもの作るなんて、スノーダンプ何杯分なのか。もちろん機械も使うやろうけど。雪まつりをテレビで見ているだけのときより、実際雪国体験した後の方がスタッフの苦労を実感できるのはよかった。



あった！澤ほまれ選手の雪像。特徴あるから似せるの簡単そう。



あれこれ屋台がでているが、今一つ買い食いする気になる商品がないなあ。



北方領土返還に署名する。標津（しべつ）で北方領土館を見学したこともあり今までは実感が伴わなかった返還運動が、より身近になった気がする。

昔よく飲みに行った阪急西宮北口の流転屋（るてんや）の大将が、「エンジン付きのゴムボート買って北方領土に攻めていくんやあ！」、とか言ってたのを思い出す。ニュースになっていないところを見ると、まだ実行されていないみたいだ。っつーか、大将のおさむちゃん、元気かな？

おさむちゃんとたかしちゃんは中学以来の親友だそうで、お互い隣同士の学校で番長をやってたそうである。

たかしちゃんというのは、ヨッシーがアウトドアに熱心になったころ出入りしていたショップの店長さんである。カヌーを買ってお店の有志で運営するクラブに入り、週末ごとにあちこちの川下りに出かけたのが今から２７年くらい前のこと。テレマークスキーもそのころに始めたのである。そのころはかかとの上がるスキーは珍しく、リフト待ちしていると、

「かかとがビンディングから外れてますよ」

とご注意いただくことが多々あった。

ともかく、あんなに熱中できるナニカに出会えたのは至極幸運だったと真剣に思う。



北方領土の話からずいぶん脱線したが、お昼になったのですすきのまでもどり、すしざんまいに入る。



寮のご飯で絶対出ない、ナマモノを食したいのだ。平日のランチ、９８０円税別の海鮮チラシ。



うまああ～。ボリューム的に足りるかな？と思ったが案外量が多かった。



その後マクドでお茶しながらブログ更新などして、６時過ぎに地下鉄で移動。今夜は札幌の別宅？ジージのお家に泊めていただくのだ。



札幌市内の最寄りの駅前には、埋もれた自転車がたくさんあった。放置自転車か？これはもしかして春までこのままなのかな？



さっそくジージの手作り料理で宴会開始。定番のホッケだああ！身が厚くておいしい。



ふろふき大根など。



今回の貢ぎ物であるニセコの日本酒。ヨッシーもまだ飲んだことはない。しかしビールがススんでお腹一杯になり、こいつの試飲は後日に持ち越しやあ。

ふとん敷いて寝る。

出費　４４７９円　（カプセルホテル、地下鉄、ラーメン、発泡酒、すしざんまい、マクド）