ニセコの日々 盛りだくさんの一日

２０１２年１月１９日　木曜日　８０１日目



７時半。寮の窓から見える朝焼け。天気良さそうである。今日は休みだからね。滑りに行かんとね。

今日もボードにしよう。もうヨッシーは今以上に滑りがうまくならないのはわかっているので、できるだけ上手にならないように心がけて滑っている。伸び代が残り少ないというのに、一気に自己ベストまで行ってしまったらそのあと面白くなくなるからね。

もし朝目が覚めて、気が付いたらテレマークスキーやスノボのことなど一切忘れてしまい、急に初心者に戻ったらどんなにか楽しいやろうと想像することもある。なんでも最初はワクワクしてチャレンジしている時が、一番に情熱的なのだ。

そんなヨッシーだけど、最近は我流の技を開発しているのだ。

「猫足の術」

ボードでターンするとき、足の力が板に素直に伝わらない悩みを解決する技。

足の指をくるっと丸めて、猫の足みたいにすると力が伝わりやすいような気がする技なのだ。どうだ！気がするだけってのが微妙でエエやろ。あくまで、うまくなったらダメなのだから、これくらいが丁度いい。



おう！山がきれいに見えるわい。



ゴンドラと第４リフトであがる。羊蹄山も見えるで。

ニセコの町まで見通せるのはなかなか無いことである。



ビレッジに降りてゴンドラでぐるぐる滑る。なぜビレッジかというと、今日の昼飯をヒルトンホテルで食うからだ。



まだ山がクッキリ見える。今日は一日天候持ちそうな予感。



さあ！今日はナマモノを食うぞ。



寿司だああ。同僚のスダッチーに教えてもらった、寿司ランチ食べ放題なのだ。回転とかしてない店は久しぶりじゃあ。



明けの客になり、一人カウンター席へ。

「お飲物は？」

と聞かれ、ついビールを頼んでしまったが、小瓶で８００円はいかがなものか。



まずはおきまりの５品を食べたら、あとは食べホメニューから食べたい放題や！

炙りサーモンとか滅茶ウマや。全部で１５品くらい選択できるが、そんなのあっちゅう間に一周食ってしまう。その後は全部２個ずつ握ってもらう。

客がヨッシー一人なので、板前さんとマンツーマンなんだな。だからあれこれ話しかけてくるのだな。

どこから来ていつまでいるのか、とかニセコは初めてか、とか。

北海道で越冬したことがないから春までこっちで暮らす、とか住むところはスキー場に手配してもらった、とか除雪は若い人がやってくれるから楽だ、とか一昨年の冬は沖縄で過ごした、とか。

そしたら板前氏のイメージでは、

（早期リタイヤした余裕のある人）

、になってしまったみたい。しかし嘘はついてないべ？ところがそんなリッチ風に思われてるのに貧乏人みたいに同じネタをぐるぐる注文しまくりニククなって、まだ食えたのに早々にお会計してしまった。

ええかっこするもんやないわい。



ビレッジゴンドラと山頂リフトで最上部まで上がり、ちょっと迷ったけどアンヌプリ山頂までハイクアップすることに決定。



少し東にトラバースしてから、ヒラフのリフト降り場あたりから登り始める。



天気がいいから大勢歩いてる。パトロールの鈴木くんから事前に聞いたとおり、ヒラフ側は圧雪車がUターンするために降り場からさらに上まで踏むので歩きやすい。



みんな見えてるところが山頂と思ってるが、ここは南峰なのだ。頂上まではもう一踏ん張り。



頂上！２５分で到着。



景色最高。視界良好で全方向３８０度見えるぜ。



避難小屋があるんやな。



ちょいと中を覗いてみたが、イスだけしかない。避難にしか使いようがないな。しかも中も雪か氷がびっしり付いてる。夜は寒いやろうなあ。



気象観測所跡地の碑。雪が凍り付いて元の形がわからん。あるいは中身もこんな格好しているのか？

どこを滑ったらいのかわからんから、人の後をついて行く。膝の深さで雪が柔らかくて気持ちいい。オモロー！

尾根筋を降りて右の谷のほうにリフトがかかっているからそっちに抜ける。ここどこやろう？と思ったら、花園スキー場まで来ていた。ニセコでは一番東側に位置する。

花園第３クワッドリフトで上がり、あとはヒラフの山頂近くをパウダー求めて滑り回った。どうやらニセコ病の初期段階になってしまったかも。



休憩７割くらいで夕方まで滑り、ヒラフのウェルカムセンターからくっちゃんナイト号で町まで買い物に行くのだ。



センター前のスキー置き場にボードを縛り付けて放置。



ホーマックで厚手の靴下３足セットを買った後、ラーメン食いに行く。さんぱちラーメンって初めて入るのだ。



とんこつラーメンとチャーハンを発注。味噌ラーメンにするか迷うが、やっぱし豚骨スープの誘惑に負けた。



現物到着。味は可も不可もなし。



帰りにおまけのアイスをもらった。



すぐそばのマックスバリュでお買い物。クワッドリフトで食べるお菓子とか、自分用に発泡酒２４缶とか。リュックがパンパンで重い。

そこにハットリくんからメールが来る。今夜のライブ行きませんか？的な。じゃああとでお店で合流ということにする。ついでにエツも誘ってやる。こないだ驚かしたおわびの意味もある。



ナイト号でヒラフへ、置き去りボードをゲットしてユナイテッドシャトルでアンヌプリに戻る。



徒歩でラッキーフィンガーまで行き、店のドアを開けた瞬間をパチリ。全員外人やん！ノリノリやし。



エツとハットリくんでパチリ。



単独でパチリ。



右がオーナー。オーストラリア人やけど日本語も出来る。



後ろで大口開けてるのはだれや？エツや。



なんか知らん兄ちゃんと写ってるし。



左の赤いTシャツ男が今夜のライブミュージシャン。生ギター一本でビートルズからナニから、懐かし系の洋楽を歌ってくれる。エエ感じ。ハットリくんは外人さんに、「どこのリフトでいるの？」、と聞かれ、

「キッズランド」、と答えて大受けしていた。じっさい彼は持ち回りでキッズの担当になる日もある。ハットリ本人は、

「キッズ嫌やああ～」、と毎日嘆いているのだが、大受けしたから少しは良かったやん。



ヨッシーはティナさんという妙齢のご婦人に誘われ、一緒にダンスまでしてしまった。オモロー。ティナさんはじめ、お客さんにいろいろ聞いてみたら、ニセコには毎年来ている人が多く、しかも一番短い人でも２週間、ティナさんなどは春までいるとか。こっちにも家を持っているらしい。旦那のジョンさんにビールもゴチになってしまった。

１１時過ぎに店を出る。発泡酒で重いザックがあるのを思いだした。帰り道が遠く感じた。

出費　１２０４９円　（おかし、靴下、発泡酒、寿司、ラーメン、ラッキーフィンガー）

ニセコの日々 ふぁっとすきい？

２０１２年１月１８日　水曜日　８００日目



曇り。



山頂勤務、マイナス７度だあ。



昼弁当はシャケとゴボウ。

立ち番中は単調なので、いろいろなことを考える。ヨッシー自身スキーするのは３シーズン振りくらいなので、最近のウインタースポーツ事情には明るくない。

最近のスキー板があんなに幅広になってるとは知らんかった。これは北海道だけの現象なのか？深雪パウダー用らしい。外人とか体がデカいのもあるが、ビックリするくらいワイドなスキー板を履いてる奴もいる。

「タタミかっ！」

と、サマーズ三村のごとく突っ込みたい時もある。



詰め所にポスターが貼ってあった。明日の夜、先日ジンジャーとハットリくんと飲みに行ったパブ、ラッキーフィンガーで生ギターライブをやる。面白そう。行こうかどうしようか迷い中。



寮で夜ご飯。おでん、野菜天ぷら、シャケ。



ナイターで滑る。毎日ちょこちょこだけでも、すでに過去１０年分くらいは滑ってる勘定やな。

出費　０円