ニセコの日々 タケジュンサンダー！

２０１２年１月２５日　水曜日　８０７日目



晴れ。昨夜はまた雪が降り続き、大雪が積もった様子。



通勤路も雪深い。



売店前をエツとグッサン（仮名３０代女性既婚）が除雪している。ふっふっふ。



山頂勤務。今日は気持ちよさそうなゲレンデである。ウラヤマシイ～～。



弁当は魚フライとソーセージ。

そして今夜はヒラフで外食なのだ。２０数年の腐れ縁である、神戸の友人タケジュンが滑りに来ている。お誘いメールがあり、一緒に晩ご飯を食うのだ。

仕事終了後、スダッチー（仮名、徳島出身）の車に乗せてもらい、ヒラフで下ろしてもらった。



タケジュンとウェルカムセンターで合流。おっさんに見えるが、これでもオバハンなのだ。同行で初対面のアズキちゃんとご挨拶して、今夜の居酒屋船長に移動。



タケジュンからの貢ぎ物。超美味いというインスタントコーヒー。



飲んで騒いで、終バスが午後８時半（はや！）なので早々にお開き。オゴリ？と聞いていたのになぜか払わされる。もう～～。

タケジュンは、テレマークスキーの師匠がニセコにいるので、毎年通っているそうなのだ。明後日はヨッシーも休みなので一緒に滑ることになっておる。

出費　５０００円　（船長）

ニセコの日々 猛獣の正体見たり

２０１２年１月２４日　火曜日　８０６日目

うおっしゃ休みじゃ、スノボで滑ろう。



パトロールの波乗り坊主（仮名）。見かけよりひょうきんな男である。それになかなか面白い。



ゴンドラから第４リフトでぐるぐる滑っていると、テレマークスキーの老カップルを発見。

おそらく７０才越えと思われる外人さん夫婦。ゆっくりと滑る姿が渋い！



第３リフト乗り場直近のゲート、Ｇ７。ここから出ると、えぇ沢が滑れる。標高は低いがお手軽に楽しめるコース。今日初めて下るのだ。



林間コースもあり、開けた尾根もあり、最後はクワッドリフト横に出る。ここを何回か滑った後、



リターンマッチじゃ！例のそば屋にバスで出撃。



今日はやってるよね、楽一。



１１時半！いま１１時３３分やけど～！勝手にカランカランとドアを開ける。

店主のおやじに誘われ着席。ほぼカウンターのみの店内。



メニューはシンプル。ソバと天ぷら、冷や酒を注文する。女将さんは熟女だが、なかなか色気があって良い。自転車旅の話をしたら、ご主人も初めは自転車で東京から北海道に旅してニセコを気に入り、その後ここに移り住んできたそうである。

やや無口そうなご主人も、自転車旅の苦労などで共感され、なかなか面白くお話しできた。



帰りもバスでスキー場に戻る。バス待ちの間に雪壁に手で穴を掘る。２つ掘って中でつなげる。子供の時は砂場でよくやったものなんだが、いまだにやってみると面白いがな。



そばは美味しいんだが、イマイチ腹がフクレん。売店で値引きになったパンを買う。

午後もちょこっと滑ったが、早めに寮に戻る。



そこで出会ったキリン犬！こいつやあ！こないだ夜にヨッシーを驚かしたのは。

ナイターで滑ったあと、雪降る中を歩いて帰ってるときである。積もったばかりの新雪の上に、ドーナツ大の足跡を発見した。ケモノのものである。大きいのも驚きだが、点々としている前足と後ろ足の距離が２ｍくらい離れている。

え！どんなやつ？？キリン？

と、下を向いて検証中に前方からなにかが来る気配。はっ、と顔を上げたら写真のこいつがえらい勢いでヨッシーめがけて走り寄り、ぶつかる寸前で体をかわして走り去る。

振り返るとまたこっちに向かって走り、同じことを繰り返してヨッシーを前後に往復するのである。しかもエラいスピードで。リードはつけておらず、放し飼い状態なのだ。

そいつの正体が今日わかった。どうやら飼い犬やな。今日はつながれてるからこっちのもんや。ヨッシーのことが気になって仕方ない様子なので、すれ違いざまに、

「う”う～～」

と唸ってやったらこっちに走り寄ろうとしてリードで引っ張られて後ろ足立ちになる。前足を空中でバタバタさせているが首輪が食い込むばかりなのだ。

散歩させてる飼い主は、何が起こったのかわからないが、ともかくリードを引っ張るのが精一杯の様子だった。

ザマミロ。驚かせた仕返ししたった。



晩ご飯は豚肉モヤシタマネギ炒めとジャガイモ煮？なんかオリジナルっぽい料理多いぞ～～。

出費　２２００円　（そばや）

ニセコの日々 なんじゃコロッケ

２０１２年１月２３日　月曜日　８０５日目



出勤途中にある消火栓。いつもちゃんと除雪してある。しかし凍らないんやろうか？



山頂勤務。シャケ弁当。

そしてそのままナイター当番に突入。ああ、罰ゲーム的に長い一日や。



ナイター弁当ナニコレ？ちょいと焦げたコロッケ。しかし中身がぼそぼそで美味くない。せっかくブランキーさんからご飯を分けてもらったのにい。

出費　０円

ニセコの日々 去りゆく者

２０１２年１月２２日　日曜日　８０４日目

山頂勤務。やっぱしヤシマはあのまま辞めることになったそうである。

ちょっと不器用で、周りに合わせるのが上手くないところはあるが、できればシーズン終わりまで一緒に仕事できればよかったのに。

その他スタッフは、

「やっぱり辞めちまったぜあのヤロー」

的なことをいう人も有り、なかなかヤシマにとっては厳しい環境だったのかもしれない。

一人減るとすぐに仕事に影響する。彼のかわりに誰かがナイター当番を肩代わりせねばならんし、休みも返上せんとイカン。１と０は大違いなのだ。

たとえ誰かが半人前であろうと、この人が居なくなるのは会社にはダメージなのだ。会社が望む人材は単に優秀な人だけじゃない。遅刻もせず無断欠勤も無く、時間どおりキッチリやってくれるひとが一番なのだ。

そんなの当たり前？

それが出来ない人も結構多いよ最近は特に。



弁当はザンギ。



雪、霧、視界悪し。



夜ご飯はカレー。そしてザンギ（昼の残り物）。

出費　０円

ニセコの日々 脱走？

２０１２年１月２１日　土曜日　８０３日目

出勤。このところ歩いて通勤している。車通勤組は駐車場のいい位置に停めたいのもあって、けっこう早めに出勤してくる。ジンジャーも寮住まいながら車通勤なので、出るのが早めなのだ。ヨッシーはできるだけぎりぎりに出勤したいこともあって、いまは徒歩通勤にした次第である。

徒歩７分なので、寮を７時４０分に出て４７分に詰め所に着き、ウェアを着替えたら５２分くらいから朝礼点呼が始まるという寸法だ。

しかし今朝はちょっとした異変があった。言っとくけど遅刻したわけではないよ。

会社の通用口に着いたとき、ヤシマがちょうど外に出てきた。車に忘れ物かな？と思い、そのまますれ違ってロッカーで着替えてたらまたヤシマが入ってきたので、やっぱし忘れ物や～、と思っておったのだよその時までは。

しかし点呼が始まったら返事がない。あれ？どうなったの？そのまま点呼が終わり、オアシス（おはようございます、ありがとうございます、しつれいしました、すみません、とか）も言い終わったとき大仏さんとかブルさんとかが、

「帰ったんじゃないか？」

と噂してる。

人足頭の青鬼太郎も、

「どうしたんだ？ホントに帰ったのか？」

と寝耳にコカコーラみたいな感じだ。

その後受け持ち部署であれこれ情報交換してたら、一昨日くらいからヤシマの様子がおかしかったらしい。ヨッシーは連休してたから知らんかった。

仕事でちょこっと失敗やらかして先輩スタッフからおしかりを受けたらしいが、それが堪えたのか？

え？それが原因？

そのあと、待機時間になっても運転室に入らず、外で雪をぼーっと見つめていたらしい。

やっぱしヨッシーが見たとおり、彼は自分で自分を追い込むタイプやったんやあ。



いつもより一人少ない体制でリフト営業開始。山頂へ向かう。



昼ご飯は焼き魚とちくわ天。その後の消息筋からの情報では、青鬼太郎が家まで出向いて行ったがおらず、母親から、

「人が余ってるみたいだから自分が居なくてもいいようだ。もう辞めたい、と言ってた」、と聞かされたそうである。



寮に帰って真っ先にヤシマの件をシスターズに報告する。いわゆる離島などはもちろん、ここニセコでも口コミは光の速度で伝わるのだ。遅かれ早かれこういう話は耳に入るので、早めに正しい情報をお知らせするのが筋ってもんだ。

シスターズはもちろん新顔のヤシマのことは知らない。話を聞いたデラックスは、

「こ～こで勤まらないならどこっこも勤まらないよお～～～」

と、一刀両断にする。

晩ご飯はそばと揚げ出し豆腐。中華丼は昨日の残り物だ。

ナイター滑って寝る。

出費　０円

ニセコの日々 連休なのだ

２０１２年１月２０日　金曜日　８０２日目



今日も休み。連休である。朝日が差し込んでいるなんて、なかなか無いことなのだ。



休みにナニするかって、滑るしかないっしょ。

詰め所に行ってみたら次の勤務シフトが出ていた。毎月２１日から翌月２０日まで。事前に申し出れば、休みたい日に休める。今回は札幌雪祭りを初体験するために、２月７と８日に連休を入れてもらったのだ。



昨日に引き続き、今日もピーカンの快晴だあ。くっきりはっきり羊蹄山が見えるぞ。



山頂への第４リフトでぐるぐる滑る。今日もスノボだ。



第４リフト山頂で、空に面白い形の雲が浮いてるのを見つけた。飛行機雲か？でもあんなに急旋回しないしな。自然に出来たものだろう。写メにとってフェースブックでも流してみたら、みんな同じ雲を撮って投稿しとる。



今日のお昼ご飯はソバやさんなのだ。前に誰かが教えてくれたアンヌプリスキー場入り口のお店へ、連絡バスを使って行く。



道路よりちょっと引っ込んだところにあるのでワカりづらい。きっとここやろう。



ん？休み？なんでや。昨日ネットで定休日を調べてから来たのに。



にわかには信じがたく、玄関まで行ってみる。



がびーん！臨時休業っぽい！やられたああああ。帰りのバスまで４０分ある。しかたない、歩いて戻ろう。２０分くらい歩けば着くかな？

そこに見慣れたスキー場の社用トラックが通りかかる。あーー、スタッフの誰かや。手を振って軽く走ると運良く止まってくれた。

内勤アルバイトのバードマンくんやった。ありがたい。バードマンくんはアウトドア派で、ボードも山岳もカヤックもやる。夏は某ラフティング会社で働いていたそうな。



もう、しかたなくまたホテルのバイキングに行く。１８００円は安くはないが、ゲレンデ内レストランでそこそこのものを食ったらすぐに１５００円くらいになるからね。だったらバイキング行くっしょ。



毎度ながらに品数多く食べましたとさ。じゃがでもしかし、最近食えなくなったなあ。５年前と今ではもう違うのである。あと５年したらもっと食えないってことか？さびしいのおおう。だったら今のうちに食うべし。食うべし。食うべし。

案外おいしかったのが、たこ焼き。ホントのたこ焼きじゃなく、冷凍物のフライたこ焼きなんだけどそれでも許す。たぶん関西人としてソース味のものに飢えとえうからやな。こんどは最初から終わりまでたこ焼き一直線やったろうか？



まだ午後も天気いいし、今日もゲートから出て滑ってやろう。Ｇ２、アンヌプリ山頂ゲートから出て、まずは南峰までハイクアップする。



風がそこそこ強い。



南峰まで２５分。向こうにアンヌプリ山頂が見える。昨日はあの、人が固まってる馬の背まで上がってから山頂に登ったのだ。



さあ、今日は大沢コースを滑ろう。けっこうな急斜面である。雪は今日もまだ深めだが、日光に照らされてやや重めになっている。

斜面中盤から小さくターンして滑れるようになり、ずんずん下っていく。しかし太股に力を入れ過ぎなのか、すぐにパンパンになって辛い辛い。

大沢を滑りきると、アンヌプリスキー場のジュニアコースに合流する。うーん、一本滑っただけやのにそこそこヘロヘロやなあ。コース外アナドるべからず。



ボードはそこそこで切り上げ、寮で晩ご飯。今夜は中華丼。

もう今日はナイター滑らないよ～。

出費　１８００円　（バイキング）