ニセコの日々 研修２日目

２０１１年１１月２５日　金曜日　７４６日目

研修２日目。

午前中は緊急時の対応を学ぶ。



停電や故障でリフトが止まってしまった場合、普段回しているモーターから軸を切り離し、予備原動機といわれるエンジンに直結して動かす。そしてリフト上に取り残されているお客さんを山上でおろすという手順になるのだ。写真はリフトを回しているでっかい車輪のところまでハシゴで登り、実際の手順を見学しているところ。



さらにその予備原動機も使えないような強風とかのばあいは、リフト搬器の真下まで行って、一人一人人力で吊り下げて下ろすのだ。その訓練もやる。



ヨッシーはロープレスキューのコースをやってたこともあるのですぐ手順を理解したが、慣れない人は戸惑うかも。それに、教え方があまり上手くない。ちゃんとしたマニュアルがないからやろうか、経験者が口々にこういうときはコウ、ああゆうときはアアとかその場で思いついたように教えるので全体としての救助の流れがわからない。

まあええのだ。わからんことはワカらんままにしておこう。



お昼はまた寮まで戻り、豚汁をいただく。ご飯お代わりしほうだいなのがうれしい。

午後はまたスキー場に戻り、ゴンドラリフトに乗せられ山上まであがった。雪が降ってるので景色はぜんぜん見えない。

青鬼太郎の指図で、斜面についた雪をスコップとかスノーダンプとかで切り崩し、リフト降り場のステージにひたすら運び込む。気温は低いのに、ウェアの中はびっしり汗をかいた。たぶん２トンくらい運んだやろう。

北檜山のホームセンターで買った長靴は、安売りしていただけあってつま先が冷たくてかなわん。こちらで言うところの、「なまら冷たい」のだ。これはナントカせねば、春になるまでに凍傷になってまうわ。それはアカンワ。

第３リフトの降り場に雪を着けたあとは、今度は同じリフトの乗り場に雪を着けにいく。スキーなんて履いてないから、歩いていくしかないが、幸いスノーダンプを持ってたのでそれをソリの代わりにして新雪のゲレンデをまっしぐらに滑り降りる。

オモローーーー！

これがニセコパウダーかあ！

その後、ヘトヘトになりながら乗り場にも２トンくらい雪を運び入れる。手や足が痛くなってきたので、若い衆が３回運ぶところを２回運ぶくらいのペースに自主的にさせてもらう。

雪付けが終わったらその第３リフトに乗ってゴンドラ山上駅まで上がり、こんどはゴンドラの下り線で麓まで降りた。

あー、足冷たかった～。奈良出身のＯくんが、お願いしていた発泡酒を１ケース買ってきてくれた。車がないと身動きのとれない場所ゆえに、通いで来ている人にこうしてお願いしないとナントモならんのだ。

夜は寮で晩ご飯。昼の豚汁と野菜いため。

食後はなんとなくリビングで集まり、ジンジャー、エツ、ウシサンと若手風社員のSHINの５人で麻雀をする。っつうてもエツとウシサンは初心者なので、教えながら交代しながらで半チャンに３時間かかった。でも久々にやったらおもろかったわ。

そもそも旅では人とじっくり話したりすることはホボ無い。だから周りに人が居るだけで楽しいのである。

１０時消灯。

出費　２４８０円　（発泡酒）