2009年11月より、実家の兵庫県西宮市を自転車で出発。九州から沖縄に渡り、徳之島、奄美大島、屋久島へ。鹿児島に舞い戻って約1年を九州で過ごし、2011年7月にやっと北海道に上陸。ほぼ全道を走った後ニセコのスキー場で働きながら春を待ち、2012年8月に函館から青森へ。秋田、新潟、福島、岩手、宮城、茨城、そして千葉、東京へ。まだまだ旅は続くのだ。足跡&コメントはこちらから。フェイスブックはヨッシー松田で検索。ジャストギビングを通して、チャレンジボランティアも実施中 http://justgiving.jp/c/1386
ソネットブログはデータ量が1Gしか使えない。なので過去のブログを読みたい人は、いくつかのサイトを行き来して読んでもらわなアカンのですわ。スマンことです。
旅人 ヨッシー松田の日本自転車ぐるぐる旅 (2009年11月~2010年7月) http://tabibito1.blog88.fc2.com/
その1~ 旅人 ヨッシー松田の日本自転車ぐるぐる旅 (2010年7月~2011年8月) http://tabibito843.blog.so-net.ne.jp/
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江差~大成町 温泉でネ申! [北陸~北海道]
2011年11月16日 水曜日 737日目
6時半起床。なかなか快適な場所でした。トイレで粘らなくて正解。
しかし外は雪が降っている。道路の端っこの雪だまりもそのままやし、いよいよ来るべきものが来たーーって感じやな。
隣のコンビニに止まった車にも雪が積もってる。
雪が一旦止んだので、8時半に出発。とにかくこの狭いバス停にずっと居るわけにいかんし。
国道229を北上。とにかく海沿いなので風強く、寒い。軍手はしているがそろそろ限界かも。
ときどき海風に乗って雪が横から降り、ヨッシーに
「どやあ?どやあ?寒いやろ~」
と言わんばかりである。
とうとうこのスキー手袋の出番や。トライアルで666円で買った。つけて走ると抜群にあったかい!ネックウォーマーと手袋で乗り切れそうや。
12時過ぎに豊浜トンネル入り口。コンビニで買っておいたおにぎりで軽く昼ご飯にしてからトンネルにイン。
1270mも長さがあったが、幸い片側工事中やったからガードマンさんの指示で通行止めの方の車線を走らせてもらった。かいてき~~。
道ばたに円空上人が修行した洞窟あととかがあった。しかしいくら探してもそんな洞窟は見あたらない。もう崩れてしまったのか。
長万部には行かず、まっすぐ寿都方面に走る。
左に見えるは奥尻島か。今回は時間がないのでまた今度ね。
奇岩、親子熊岩。海に落ちた小熊を助けようとした母熊も海に落ち、悲しんだ神様が親子熊を岩にしたそうである。
二重遭難やなあ。神様も岩にせんと生き返らせてあげたらエエのになあ。ちゅうーとはんぱやなああああ(ちゃらんぽらん:関西芸人)。
荒れ模様の海は気分を演歌の世界にする。
3時をすぎると急に気温が下がってさらに寒くなる。連日の温泉三昧やけど、寒いんやからしゃあないべ。今日は貝取潤(かいとりま)温泉国民宿舎あわび山荘へ。
少し山にはいるとあった。360円也。
少し設備は古いが、薄茶色のお湯はまさに温泉っぽい。
入浴後はいつものように休憩所でだらだらする。ストーブもあるしテレビもある。自販機でビールも買えるし天国やあ。
外来入浴の最終時間まで粘り、海沿いに見つけてあるバス停まで移動しようと荷物をまとめかかったら、そばのイスで休憩していた入浴客のお兄さんがあわてて立ち上がりフロントの方に去っていった。
そして鬼瓦みたいな顔をしたいかついオッサンを伴って戻ってきた。
「あんた、自転車の人か?今からどこに行くんじゃ?」
とか質問される。
今からもうちょっと走ろうかと思う、と言うと、それは危ないからやめといたほうがええ。ホントはイかんけど、ここの休憩室で泊まったらええから、と熱心に勧めてくれる。
うわあ、そりゃあありがたい。
ミスター鬼瓦はここの夜警さんやった。腹減ってないか?と言って、
カップめんを持ってきてくれたり、
呑みなさい、と大きなグラスに焼酎持ってきてくれたり。毛布も貸してくれた。
こんなワケノワカランオッサンに、こんなに親切にしてくれる人がいるとは、ありがたい話である。
ついたてで周りを囲み、座布団を並べて寝床を作る。頂いた焼酎がかなり回って酔って候。
走行 46キロ 出費 1005円 (おにぎり、肉団子、天ぷら、チョコ、とうふ、発泡酒、温泉)
6時半起床。なかなか快適な場所でした。トイレで粘らなくて正解。
しかし外は雪が降っている。道路の端っこの雪だまりもそのままやし、いよいよ来るべきものが来たーーって感じやな。
隣のコンビニに止まった車にも雪が積もってる。
雪が一旦止んだので、8時半に出発。とにかくこの狭いバス停にずっと居るわけにいかんし。
国道229を北上。とにかく海沿いなので風強く、寒い。軍手はしているがそろそろ限界かも。
ときどき海風に乗って雪が横から降り、ヨッシーに
「どやあ?どやあ?寒いやろ~」
と言わんばかりである。
とうとうこのスキー手袋の出番や。トライアルで666円で買った。つけて走ると抜群にあったかい!ネックウォーマーと手袋で乗り切れそうや。
12時過ぎに豊浜トンネル入り口。コンビニで買っておいたおにぎりで軽く昼ご飯にしてからトンネルにイン。
1270mも長さがあったが、幸い片側工事中やったからガードマンさんの指示で通行止めの方の車線を走らせてもらった。かいてき~~。
道ばたに円空上人が修行した洞窟あととかがあった。しかしいくら探してもそんな洞窟は見あたらない。もう崩れてしまったのか。
長万部には行かず、まっすぐ寿都方面に走る。
左に見えるは奥尻島か。今回は時間がないのでまた今度ね。
奇岩、親子熊岩。海に落ちた小熊を助けようとした母熊も海に落ち、悲しんだ神様が親子熊を岩にしたそうである。
二重遭難やなあ。神様も岩にせんと生き返らせてあげたらエエのになあ。ちゅうーとはんぱやなああああ(ちゃらんぽらん:関西芸人)。
荒れ模様の海は気分を演歌の世界にする。
3時をすぎると急に気温が下がってさらに寒くなる。連日の温泉三昧やけど、寒いんやからしゃあないべ。今日は貝取潤(かいとりま)温泉国民宿舎あわび山荘へ。
少し山にはいるとあった。360円也。
少し設備は古いが、薄茶色のお湯はまさに温泉っぽい。
入浴後はいつものように休憩所でだらだらする。ストーブもあるしテレビもある。自販機でビールも買えるし天国やあ。
外来入浴の最終時間まで粘り、海沿いに見つけてあるバス停まで移動しようと荷物をまとめかかったら、そばのイスで休憩していた入浴客のお兄さんがあわてて立ち上がりフロントの方に去っていった。
そして鬼瓦みたいな顔をしたいかついオッサンを伴って戻ってきた。
「あんた、自転車の人か?今からどこに行くんじゃ?」
とか質問される。
今からもうちょっと走ろうかと思う、と言うと、それは危ないからやめといたほうがええ。ホントはイかんけど、ここの休憩室で泊まったらええから、と熱心に勧めてくれる。
うわあ、そりゃあありがたい。
ミスター鬼瓦はここの夜警さんやった。腹減ってないか?と言って、
カップめんを持ってきてくれたり、
呑みなさい、と大きなグラスに焼酎持ってきてくれたり。毛布も貸してくれた。
こんなワケノワカランオッサンに、こんなに親切にしてくれる人がいるとは、ありがたい話である。
ついたてで周りを囲み、座布団を並べて寝床を作る。頂いた焼酎がかなり回って酔って候。
走行 46キロ 出費 1005円 (おにぎり、肉団子、天ぷら、チョコ、とうふ、発泡酒、温泉)
上ノ国~江差 大大大事件 [北陸~北海道]
2011年11月15日 火曜日 736日目
無い!ないないないないない!ラジオがない!
昨晩確か小屋のベンチの上に置いていたはずのラジオがない。昨夜の記憶をたどると、まず駅でたたき起こされて荷物をまとめたときに忘れ物は無かったはず。コンビニでトイレに行ったとき、
「あ、ラジオ」、と思い出してバッグの中を探ったらちゃんとあったし。
いったいどこで無くなったのか?あれは鹿児島県の枕崎で大枚8000円はたいて買ったすぐれものラジオなのだ。なくしたら困るものランキングの上位に入る物件である。
すぐに荷物をまとめて、まず駅に行ってみる。もしそこに忘れていたとしても、すでに始発も動いているし誰かに持って行かれているかもしれない。
次ぎにコンビニに行ってトイレを見る。無い。念のため店員に忘れ物がなかったか聞いてみたが、無い。
バス停にもどって途方に暮れていると、バス待ちの女子高生がやってきた。彼女はまず、ヨッシーの人生相談の幟に興味を持って質問してきた。それからこちらも、近辺に交番がないか聞いたら教えてくれた。ラジオ探してるねん、と言ったら心配してくれたし。
それからもう一回駅に行って、無人駅なので駅員はいないが隣の商工会の女性に聞いてみた。無い。
バス停に戻る途中、回転灯を回したパトカーが来ているのに出会った。あれ?事故かな?と思ったら、さっきの高校生が車に当たった?みたいで、パトカーの中にそーっと乗せられているところやった。ちょっと心配。あとで救急車も来るし、彼女の母親みたいな人も車で駆けつけた。
バス小屋の中で様子を見守ってたら、向かいの雑貨店のオヤジが入ってきて、ヨッシーに旅のことなどあれこれ聞き始めた。よっぽど暇なのか、30分くらいいろいろ話していった。
外の騒動も一段落したみたいなので、200m先の交番に行く。もしかしたら万が一、落とし物で届いているかもしれんという、うすーーい可能性に期待して。
交番にはさっきの事故処理に当たっていた駐在さんが居た。ヨッシーが入っていくと、あれさっきバス停のところにいた人だよね、と見逃してなかったわ。そりゃ怪しいヨソモノやもんな。
ラジオのことを聞くと、落とし物は届いてないと残念そうに言って、かわりにいま使ってないポケットラジオがあるから、古いけど持って行って、と親切にしてくれる。
ネ申!イム!
奥さんが出してくれたお茶をいただきながら、これまでのルートやこれからのことを話す。やっぱり駐在さんも、日本海側より太平洋側に戻ってニセコに走る方を勧める。そらそうやろな。お礼を言ってまたバス停まで戻る。
昨夜降り出した雪は積もるほどでもなく、もうお昼を回ってしまったけど先に進むことにする。ホントは昨日入った花沢温泉で終日ごろごろして、夜はまたここで寝たかったが、肝心の温泉が定休日なのだ。
波高いし向かい風強いし、寒いし!道路の端っこには、昨日の雪が溶けずに残ってる。雪のないところを走ると、結果的に道路の真ん中を走ることになるがシャア無いのである。
早速ネックウォーマーを使用。嘘みたいにあったかいやんか。
海はどばーんってなっとるし。
向こうの方に帆船みたいのが見えてきた。
江差の町に入るとその正体がわかる。
戊辰戦争で沈んだ開洋丸を復元して展示してあるのだとか。中にはいるのはお金がかかるし、パスする。
町中で本屋さんを見つけ、来年の手帳を探す。なかなか好みのいいやつが無い。自分の心相ラッキーカラーであるオレンジかイエローの表紙のやつは、中のカレンダーの使い勝手が悪い。
中身優先で買って、表紙はなにかカバーを探すことにする。
(動画予定)
風強く波荒らし。
江差の町を出て北に3キロほど走ると、道の駅江差がある。トイレ、売店、自販機のみのショボい道の駅。道路の山側に、今日のぬくぬくパラダイス、ぬくもり保養センターがあるのだ。
手作り看板に誘導され到着。急に雪が強く降り始めた。良かった間に合って。
420円は安くないが、そうも言ってられない。お風呂の中で地元のおじさんと話しながら暖まった。
休憩コーナーでゆっくりする。センターのおばちゃんとも旅の話などをするが、この人はどっちかと言えば「そんなことして何が楽しいの?」系の反応だな。
閉館は5時になっているのに、「そろそろ終わりですけど」、とおばちゃんに言われた。まだ4時40分やんか。自分が早く帰りたいだけやん。ありえへん。
渋々と、ノロノロと、準備して外に出る。
まずは道の駅のトイレに直行。大きいトイレの中に自転車ごと入る。快適。床にシートを敷いて、焼酎お湯割りでくつろぎタイム。
あー、このまま朝までゆっくりできるかな~?と思っていたらそうは問屋が卸さんわ。
トラックのような大きな車が止まったなーと思っていたら、なにやら作業を始めた。直後に異臭がトイレに充満する。そりゃあトイレやから変な臭いは当たり前なんやけど、それにしてもひどい。
作業が終わって車が去っても異臭は去らない。ドアを開けたりして換気するが効果無し。
もうあきらめて、道の斜め向かいにあるバス停の小屋に避難する。雪が強く降り出す。でもバス停の中は快適である。ベンチに寝袋をしいて寝る。
走行 14キロ 出費 2210円 (ジュース、唐揚げ、牛丼、サラダ、味噌汁、おにぎり、アンドーナツ、発泡酒、手帳、温泉)
無い!ないないないないない!ラジオがない!
昨晩確か小屋のベンチの上に置いていたはずのラジオがない。昨夜の記憶をたどると、まず駅でたたき起こされて荷物をまとめたときに忘れ物は無かったはず。コンビニでトイレに行ったとき、
「あ、ラジオ」、と思い出してバッグの中を探ったらちゃんとあったし。
いったいどこで無くなったのか?あれは鹿児島県の枕崎で大枚8000円はたいて買ったすぐれものラジオなのだ。なくしたら困るものランキングの上位に入る物件である。
すぐに荷物をまとめて、まず駅に行ってみる。もしそこに忘れていたとしても、すでに始発も動いているし誰かに持って行かれているかもしれない。
次ぎにコンビニに行ってトイレを見る。無い。念のため店員に忘れ物がなかったか聞いてみたが、無い。
バス停にもどって途方に暮れていると、バス待ちの女子高生がやってきた。彼女はまず、ヨッシーの人生相談の幟に興味を持って質問してきた。それからこちらも、近辺に交番がないか聞いたら教えてくれた。ラジオ探してるねん、と言ったら心配してくれたし。
それからもう一回駅に行って、無人駅なので駅員はいないが隣の商工会の女性に聞いてみた。無い。
バス停に戻る途中、回転灯を回したパトカーが来ているのに出会った。あれ?事故かな?と思ったら、さっきの高校生が車に当たった?みたいで、パトカーの中にそーっと乗せられているところやった。ちょっと心配。あとで救急車も来るし、彼女の母親みたいな人も車で駆けつけた。
バス小屋の中で様子を見守ってたら、向かいの雑貨店のオヤジが入ってきて、ヨッシーに旅のことなどあれこれ聞き始めた。よっぽど暇なのか、30分くらいいろいろ話していった。
外の騒動も一段落したみたいなので、200m先の交番に行く。もしかしたら万が一、落とし物で届いているかもしれんという、うすーーい可能性に期待して。
交番にはさっきの事故処理に当たっていた駐在さんが居た。ヨッシーが入っていくと、あれさっきバス停のところにいた人だよね、と見逃してなかったわ。そりゃ怪しいヨソモノやもんな。
ラジオのことを聞くと、落とし物は届いてないと残念そうに言って、かわりにいま使ってないポケットラジオがあるから、古いけど持って行って、と親切にしてくれる。
ネ申!イム!
奥さんが出してくれたお茶をいただきながら、これまでのルートやこれからのことを話す。やっぱり駐在さんも、日本海側より太平洋側に戻ってニセコに走る方を勧める。そらそうやろな。お礼を言ってまたバス停まで戻る。
昨夜降り出した雪は積もるほどでもなく、もうお昼を回ってしまったけど先に進むことにする。ホントは昨日入った花沢温泉で終日ごろごろして、夜はまたここで寝たかったが、肝心の温泉が定休日なのだ。
波高いし向かい風強いし、寒いし!道路の端っこには、昨日の雪が溶けずに残ってる。雪のないところを走ると、結果的に道路の真ん中を走ることになるがシャア無いのである。
早速ネックウォーマーを使用。嘘みたいにあったかいやんか。
海はどばーんってなっとるし。
向こうの方に帆船みたいのが見えてきた。
江差の町に入るとその正体がわかる。
戊辰戦争で沈んだ開洋丸を復元して展示してあるのだとか。中にはいるのはお金がかかるし、パスする。
町中で本屋さんを見つけ、来年の手帳を探す。なかなか好みのいいやつが無い。自分の心相ラッキーカラーであるオレンジかイエローの表紙のやつは、中のカレンダーの使い勝手が悪い。
中身優先で買って、表紙はなにかカバーを探すことにする。
(動画予定)
風強く波荒らし。
江差の町を出て北に3キロほど走ると、道の駅江差がある。トイレ、売店、自販機のみのショボい道の駅。道路の山側に、今日のぬくぬくパラダイス、ぬくもり保養センターがあるのだ。
手作り看板に誘導され到着。急に雪が強く降り始めた。良かった間に合って。
420円は安くないが、そうも言ってられない。お風呂の中で地元のおじさんと話しながら暖まった。
休憩コーナーでゆっくりする。センターのおばちゃんとも旅の話などをするが、この人はどっちかと言えば「そんなことして何が楽しいの?」系の反応だな。
閉館は5時になっているのに、「そろそろ終わりですけど」、とおばちゃんに言われた。まだ4時40分やんか。自分が早く帰りたいだけやん。ありえへん。
渋々と、ノロノロと、準備して外に出る。
まずは道の駅のトイレに直行。大きいトイレの中に自転車ごと入る。快適。床にシートを敷いて、焼酎お湯割りでくつろぎタイム。
あー、このまま朝までゆっくりできるかな~?と思っていたらそうは問屋が卸さんわ。
トラックのような大きな車が止まったなーと思っていたら、なにやら作業を始めた。直後に異臭がトイレに充満する。そりゃあトイレやから変な臭いは当たり前なんやけど、それにしてもひどい。
作業が終わって車が去っても異臭は去らない。ドアを開けたりして換気するが効果無し。
もうあきらめて、道の斜め向かいにあるバス停の小屋に避難する。雪が強く降り出す。でもバス停の中は快適である。ベンチに寝袋をしいて寝る。
走行 14キロ 出費 2210円 (ジュース、唐揚げ、牛丼、サラダ、味噌汁、おにぎり、アンドーナツ、発泡酒、手帳、温泉)
松前~上ノ国 思い出の海岸 [北陸~北海道]
2011年11月14日 月曜日 735日目
7時起床。ほぼ人気のないとも言える松前の町で、夜中に何かが起こるわけもなく、平和に夜が明けた。
よく、「そんなとこで寝てて怖い目に遭わん?」、と聞かれるが、旅に出て2年経ったが一回も何にも起こらない。それはやっぱり人のいないド田舎では、みなさん夜はお休みになっているので何も起こらないのだろうな。たぶん。
朝ご飯を自炊中、バス待ちのおばちゃんと話す。じつは松前はヨッシーにとって旅の思い出の地なのだ。
26年前にバイクで旅をしたとき、この松前のどこかの海岸でキャンプした。そのときたまたま同じ海岸でバーベキューしていた外国人たちに誘われ、一緒にアメリカ独立記念日を祝ったのだ。その砂浜がどこなのかを探そうと思っていた。バス待ちのおばちゃんにたずねると、それは折戸浜じゃろ、と教えてくれた。昨日の道の駅のおじさんもそう言ってたし、これはほぼ確実な情報やろう。
そう遠くもないところなので30分ほどで着いた。
なんか見覚えあるぞー。
その時撮った写真がコレ。同じ場所を探す。
おお、この場所じゃないか?
改めて同じ場所で記念撮影。
風が強いのでどんどん進むことにする。実はこれから走る予定の日本海側の道のことを土地の人に話すと、ほぼ100%、「向かい風じゃ」、と言われてた。
ホンマに向かい風じゃ!しかもずっとじゃ(涙)。
この国道は別称で追分ソーランラインと言う。ナゼなのかは知らない。名前だけでも追い風ソーランラインにして欲しかった。でもその名前で向かい風やったら大クレームやしなあ。
微妙な登り下りで人家のない海沿いの道は、道北のサロベツにちょっと似てる。
途中道路工事の人に、どこまで行くの?と聞かれて、
このまま寿都(すっつ)あたりまで北上してから峠越えしてニセコに行きたいねん。と答えると、そのルートは雪が降るから太平洋側の長万部あたりから国道5号で行くのがいいよ、と教えてくれた。
確かに今までは気温が低いだけで、まだ平野部に雪が積もるところまでにはなってないが、ラジオによれば明日明後日あたりから日本海側は荒れ模様だと言ってる。
でもせっかく函館を経由して日本側を北上しているのに、すでに走ったことある側に戻るのはシャクに障るのだ。口では、「そうだねえ、そうしようかあ」、とか言いながら心は逆のことを思ってた。オレ悪い奴?
11時半に上ノ国(かみのくに)町に入る。
心なしか日本海が荒れている?
あ、こんなところにお馬さんだ。ガードレール際の草がうまいのかな。いつものように、
「おいしい?」
と話しかけるが返事はない。
道の駅もんじゅ。泊まれるかな?いいバス停とかあるかな?もうこのところ屋根のあるところを優先的に宿泊場所としているね。テントだと寒いし夜露で濡れたら乾きにくいし。
1時40分、もんじゅに到着。あれ?なに、この人気のなさは。玄関まで行ったら本日閉館でした。多くない?このパターン。
トイレは24時間開いているが、良さげな屋根の下がない。ここはイザというときに使うとして、先に進む。
上ノ国に入るとまず無人駅をチェック。
へえー、最西端の駅か。
よし、泊まれそうな感じ。スーパーもコンビニも近いし、なかなか良いではないか。
じゃあまず温泉に行こう。マップルに載っていた花沢温泉。町の保養センター的な感じ。200円は安い。うれしい。
休憩室もあるし、本も置いてある。入浴後はここで暗くなるまで時間をつぶした。
夕方になってさっきの駅まで戻る。隣のスーパーで弁当半額になるまで粘ってから待合室で一人呑み。
もと切符売り場?のところがカウンターみたいに使えて、立ち飲み屋みたいな感じ。
半額チャーハンで締めてから床にシートを敷いて寝る。
寝てたら9時頃起こされた。掃除のおばさんが来て、ここは夜間閉まるんだよと教えてくれた。
エーーーー、と寝ぼけながら言うと、すぐ近くのバス停がいいよと教えてくれた。
寝ぼけながらあわてて荷物を撤収。自転車にとにかくくくりつけてから、バス停の前を通り越してコンビニでトイレを借りる。
そんでから八角形の小屋に自転車ごと入り込む。ベンチの幅が狭いので、コンクリの床にシートを敷いて寝る。
とうとう雪が降り始めた。
走行 67キロ 出費 2988円 (ジュース、カップめん、おにぎり、やきとり、チャーハン、太巻き、玉子丼、コロッケ、エビから揚げ、発泡酒、焼酎、温泉)
7時起床。ほぼ人気のないとも言える松前の町で、夜中に何かが起こるわけもなく、平和に夜が明けた。
よく、「そんなとこで寝てて怖い目に遭わん?」、と聞かれるが、旅に出て2年経ったが一回も何にも起こらない。それはやっぱり人のいないド田舎では、みなさん夜はお休みになっているので何も起こらないのだろうな。たぶん。
朝ご飯を自炊中、バス待ちのおばちゃんと話す。じつは松前はヨッシーにとって旅の思い出の地なのだ。
26年前にバイクで旅をしたとき、この松前のどこかの海岸でキャンプした。そのときたまたま同じ海岸でバーベキューしていた外国人たちに誘われ、一緒にアメリカ独立記念日を祝ったのだ。その砂浜がどこなのかを探そうと思っていた。バス待ちのおばちゃんにたずねると、それは折戸浜じゃろ、と教えてくれた。昨日の道の駅のおじさんもそう言ってたし、これはほぼ確実な情報やろう。
そう遠くもないところなので30分ほどで着いた。
なんか見覚えあるぞー。
その時撮った写真がコレ。同じ場所を探す。
おお、この場所じゃないか?
改めて同じ場所で記念撮影。
風が強いのでどんどん進むことにする。実はこれから走る予定の日本海側の道のことを土地の人に話すと、ほぼ100%、「向かい風じゃ」、と言われてた。
ホンマに向かい風じゃ!しかもずっとじゃ(涙)。
この国道は別称で追分ソーランラインと言う。ナゼなのかは知らない。名前だけでも追い風ソーランラインにして欲しかった。でもその名前で向かい風やったら大クレームやしなあ。
微妙な登り下りで人家のない海沿いの道は、道北のサロベツにちょっと似てる。
途中道路工事の人に、どこまで行くの?と聞かれて、
このまま寿都(すっつ)あたりまで北上してから峠越えしてニセコに行きたいねん。と答えると、そのルートは雪が降るから太平洋側の長万部あたりから国道5号で行くのがいいよ、と教えてくれた。
確かに今までは気温が低いだけで、まだ平野部に雪が積もるところまでにはなってないが、ラジオによれば明日明後日あたりから日本海側は荒れ模様だと言ってる。
でもせっかく函館を経由して日本側を北上しているのに、すでに走ったことある側に戻るのはシャクに障るのだ。口では、「そうだねえ、そうしようかあ」、とか言いながら心は逆のことを思ってた。オレ悪い奴?
11時半に上ノ国(かみのくに)町に入る。
心なしか日本海が荒れている?
あ、こんなところにお馬さんだ。ガードレール際の草がうまいのかな。いつものように、
「おいしい?」
と話しかけるが返事はない。
道の駅もんじゅ。泊まれるかな?いいバス停とかあるかな?もうこのところ屋根のあるところを優先的に宿泊場所としているね。テントだと寒いし夜露で濡れたら乾きにくいし。
1時40分、もんじゅに到着。あれ?なに、この人気のなさは。玄関まで行ったら本日閉館でした。多くない?このパターン。
トイレは24時間開いているが、良さげな屋根の下がない。ここはイザというときに使うとして、先に進む。
上ノ国に入るとまず無人駅をチェック。
へえー、最西端の駅か。
よし、泊まれそうな感じ。スーパーもコンビニも近いし、なかなか良いではないか。
じゃあまず温泉に行こう。マップルに載っていた花沢温泉。町の保養センター的な感じ。200円は安い。うれしい。
休憩室もあるし、本も置いてある。入浴後はここで暗くなるまで時間をつぶした。
夕方になってさっきの駅まで戻る。隣のスーパーで弁当半額になるまで粘ってから待合室で一人呑み。
もと切符売り場?のところがカウンターみたいに使えて、立ち飲み屋みたいな感じ。
半額チャーハンで締めてから床にシートを敷いて寝る。
寝てたら9時頃起こされた。掃除のおばさんが来て、ここは夜間閉まるんだよと教えてくれた。
エーーーー、と寝ぼけながら言うと、すぐ近くのバス停がいいよと教えてくれた。
寝ぼけながらあわてて荷物を撤収。自転車にとにかくくくりつけてから、バス停の前を通り越してコンビニでトイレを借りる。
そんでから八角形の小屋に自転車ごと入り込む。ベンチの幅が狭いので、コンクリの床にシートを敷いて寝る。
とうとう雪が降り始めた。
走行 67キロ 出費 2988円 (ジュース、カップめん、おにぎり、やきとり、チャーハン、太巻き、玉子丼、コロッケ、エビから揚げ、発泡酒、焼酎、温泉)
福島~松前 豪華な宿? [北陸~北海道]
2011年11月13日 日曜日 734日目
始発バスって言っても7時台やからそんな早いわけでないけど、近所のおばさんが何人かターミナルにやってきた。ちょこっとお話ししたりする。
隣の記念館が9時にオープンした。近くの青函トンネル記念館との共通券700円で入館。
まずは2階の展示室へと続く長いスロープに設けられた、ウルフ千代の富士の取り組み名場面の見られるビデオコーナー。おおー、懐かしいなあ。それに改めてその強さを実感する。こおいう貴重な映像を体験できるのはありがたい。
しかし年代ごとにモニターが分けられているのだが故障とはどやねん!ケチをつけるわけではないが、ビデオ映像も保存状態が悪いしなあ。せっかく喜ばせておいてがっかりさせるのは罪やで。
パネル展示などを見て。
次はコレ!モノホンの大銀杏だぁ。いやあこのときウルフの目に涙やったんやなあ、確か。
この人が千代の富士を見いだした師匠、千代の山だ。ヨッシーはその存在をあんまり知らんかった。って言うか相撲自体あんまり興味なかったからな。
1階におりるとそこは九重部屋の稽古場が再現?されている。上がり込んで親方の座る真ん中の大座布団に偉そうに座る。前の大画面モニターには稽古の映像などが映る。それによると、九重部屋は毎年夏の合宿をこの稽古場で実際に行っているそうで、再現ではなく本物の土俵やった。ドヒョー!
次は青函トンネル記念館だ。
潜水艦くろしお号は、トンネル着工のための調査に用いられた。
この記念館の一番の出し物は、このシアタールームだ。構想から調査、工事の様子や貫通の瞬間までをまとめてある。
それなりに面白かったけど、実は青森側の記念館にも行ったので、比べるとそのしょぼさが目立つ。まあ青森側は実際のトンネルまでケーブルカーで下りていって、海底体験までできるから、比べると可哀想ではあるが。
外に出ると、あ!本物のくろしお号や。
セイコーマートでおにぎり&カップめんのお昼を食べて、12時半にやっと福島をでる。
15分ほどで北海道最南端、白神岬に到着。
19.2キロかあ。泳ぐのは無理やな。やっぱりフェリーに乗ろう。
松前に向かって走る。ターゲットは温泉旅館矢野さん。またしても、雑誌特典入浴だ。
1時半に到着う。日曜の昼間だけど閑散としている。
一番湯のようだな。脱衣所の電気も消灯してたから自分で点けなあかんかったし。
まあまあの広さ。しかし露天風呂はちっちゃいいし、取って付けたような造りやったな。
3時頃に湯を出て町に出た。まだ日は暮れてないけど気温が下がってきてテンション下がるな。
唯一のスーパーは国道の坂道を上がったところなので、その坂道をまた戻ってこなければならない覚悟で自転車を押す。
時間が早く、まだ安売りになっていなかったので、せっかくの努力も報われなかった。ちょこっと買い物。100円ショップ的コーナーに、ネックウォーマーが売ってあった。これから必要やろうと買っておく。
坂を下りて道の駅に行く。きれいな建物だがセキュリティ高く宿泊は無理かも。道の向かいのバス停で寝るか、
と思っていたら、散歩中のおじさんとお話しする。バス停で寝る、と言ったら、それなら一つ戻ったバス停の方が広くていいよ、と教えてくれたのだ。ありがたい!
バス停一つって言っても自転車なら1分もかからん。
おー!なんて素晴らしい。畳敷きのベンチ?もあるしトイレもついてる。しかしヨッシーが到着した時には、近所の中学生どもが占領してゲームなどやりおった。かまわずに元電話ブースっぽい場所でご飯を炊いて自炊。空いた畳で食ってたら、徐々に中学生は去っていった。よしよし。
畳の上に寝袋広げて就寝。
走行 29キロ 出費 1734円 (おにぎり、カップめん、だし、白菜、フライドチキン、とうふ、発泡酒、記念館、ネックウォーマー)
始発バスって言っても7時台やからそんな早いわけでないけど、近所のおばさんが何人かターミナルにやってきた。ちょこっとお話ししたりする。
隣の記念館が9時にオープンした。近くの青函トンネル記念館との共通券700円で入館。
まずは2階の展示室へと続く長いスロープに設けられた、ウルフ千代の富士の取り組み名場面の見られるビデオコーナー。おおー、懐かしいなあ。それに改めてその強さを実感する。こおいう貴重な映像を体験できるのはありがたい。
しかし年代ごとにモニターが分けられているのだが故障とはどやねん!ケチをつけるわけではないが、ビデオ映像も保存状態が悪いしなあ。せっかく喜ばせておいてがっかりさせるのは罪やで。
パネル展示などを見て。
次はコレ!モノホンの大銀杏だぁ。いやあこのときウルフの目に涙やったんやなあ、確か。
この人が千代の富士を見いだした師匠、千代の山だ。ヨッシーはその存在をあんまり知らんかった。って言うか相撲自体あんまり興味なかったからな。
1階におりるとそこは九重部屋の稽古場が再現?されている。上がり込んで親方の座る真ん中の大座布団に偉そうに座る。前の大画面モニターには稽古の映像などが映る。それによると、九重部屋は毎年夏の合宿をこの稽古場で実際に行っているそうで、再現ではなく本物の土俵やった。ドヒョー!
次は青函トンネル記念館だ。
潜水艦くろしお号は、トンネル着工のための調査に用いられた。
この記念館の一番の出し物は、このシアタールームだ。構想から調査、工事の様子や貫通の瞬間までをまとめてある。
それなりに面白かったけど、実は青森側の記念館にも行ったので、比べるとそのしょぼさが目立つ。まあ青森側は実際のトンネルまでケーブルカーで下りていって、海底体験までできるから、比べると可哀想ではあるが。
外に出ると、あ!本物のくろしお号や。
セイコーマートでおにぎり&カップめんのお昼を食べて、12時半にやっと福島をでる。
15分ほどで北海道最南端、白神岬に到着。
19.2キロかあ。泳ぐのは無理やな。やっぱりフェリーに乗ろう。
松前に向かって走る。ターゲットは温泉旅館矢野さん。またしても、雑誌特典入浴だ。
1時半に到着う。日曜の昼間だけど閑散としている。
一番湯のようだな。脱衣所の電気も消灯してたから自分で点けなあかんかったし。
まあまあの広さ。しかし露天風呂はちっちゃいいし、取って付けたような造りやったな。
3時頃に湯を出て町に出た。まだ日は暮れてないけど気温が下がってきてテンション下がるな。
唯一のスーパーは国道の坂道を上がったところなので、その坂道をまた戻ってこなければならない覚悟で自転車を押す。
時間が早く、まだ安売りになっていなかったので、せっかくの努力も報われなかった。ちょこっと買い物。100円ショップ的コーナーに、ネックウォーマーが売ってあった。これから必要やろうと買っておく。
坂を下りて道の駅に行く。きれいな建物だがセキュリティ高く宿泊は無理かも。道の向かいのバス停で寝るか、
と思っていたら、散歩中のおじさんとお話しする。バス停で寝る、と言ったら、それなら一つ戻ったバス停の方が広くていいよ、と教えてくれたのだ。ありがたい!
バス停一つって言っても自転車なら1分もかからん。
おー!なんて素晴らしい。畳敷きのベンチ?もあるしトイレもついてる。しかしヨッシーが到着した時には、近所の中学生どもが占領してゲームなどやりおった。かまわずに元電話ブースっぽい場所でご飯を炊いて自炊。空いた畳で食ってたら、徐々に中学生は去っていった。よしよし。
畳の上に寝袋広げて就寝。
走行 29キロ 出費 1734円 (おにぎり、カップめん、だし、白菜、フライドチキン、とうふ、発泡酒、記念館、ネックウォーマー)
函館~福島 うたう旅人 [北陸~北海道]
2011年11月12日 土曜日 733日目
晴れ。8時20分に函館を出発。途中トライアルでお買い物してから国道228で松前方面に走る。
振り返ると函館山が右の方に見える。サラバ函館。
海沿いを快調に走っていると、高校生どもかな?ママチャリやスポーツ車に釣り道具をくくりつけて同じ方向に走る3人と併走する。そうか、今日は土曜日で学校休みか。
11時にサラキ岬に到着。江戸幕府の軍艦、咸臨丸が沈んでいるらしい。
え?らしいって何?なんで確かめてないのかな?
模型にしてはデカいが、所詮ニセモノなのだ。なんでこんなんにお金かけるかなー。
どの辺に沈んでいるのか。
さあここでヨッシーのシンギングタイムじゃ。本来なら函館山山頂で歌うべきかもしれんが、今回山をパスしたからしかたない。この場所で函館の女を歌おう。
カラオケをつけると良くない。音程やリズムが自由でなくなる。だからアカペラがええのだ。
そこにママチャリに乗った若者が一人でやってきた。なんでも建築を大学で学んでいて、この近くに新設される北海道新幹線の駅舎のデザインが公募されるため現地を見に来たのだとか。軽装だし、まさか東京からママチャリでは来ていまいとは思ったが一応聞いてみた。おばあちゃんの家がこの近くで、そこから自転車を借りて走って来たんであった。ソラソウヤロナ。
木古内(きこない)、知内(しりうち)と通り過ぎ、ココから国道は峠越えルートになる。福島まで26キロ。
山越えと言っても標高160mの福島峠を通るだけなのでたいしたことない。
道の駅の隣にJRの無人駅があった。知内(しりうち)駅は青函トンネルの北海道側最初の駅として有名。
駅というより通路みたいな駅やった。でもベンチもあるし泊まろうと思えばイケそうである。
止まる汽車も一日4本かい!しかしまだ時間も早いし峠を越えてしまいたい。先に進む。
そしてこれ。青函トンネルの入り口である。しかも出口も兼ねているから驚きだ。アタリマエか。
撮影ポイントも用意されている。
ヤグラに上がってみた。汽車の時刻表が張ってあった。確認したが次ぎに列車が通るまで30分くらいある。別に鉄道オタクじゃないのでパスパス。
デジカメ最大望遠でトンネル口を写す。しかしそういえば、2009年に東北バイク旅をして大間崎で伊藤さんに助けられ、そのあと竜飛崎で青函トンネルの青森側出入り口も訪れたからこれで両方見たことになるな。ちょっと自慢できるかな?
福島峠を越えて道を下り、福島に到着。小さな町だがセイコーマートもあるし道の駅もある。
ちょっとショボいけどね。
千代の富士の幟が立っているのは、隣に記念館があるからだよ。
なかなか立派な建物である。見学したいが今日はもう4時前になってるから明日にしよう。
道の駅に併設のバスターミナルが広くてトイレもあって、泊まってくれと言わんばかりである。
トライアル発泡酒とゲソ唐揚げで乾杯。八角形の建物は中に自転車を入れても一切問題ない。
ラジオを聴きながらお米を炊いてウインナー入りモヤシ鍋で晩ご飯とする。
最終バスにも誰一人乗り降りすることなく、バス停にも誰も入ってこない。向かいのお店に赤いネオンが灯った。スナックかな?こんな寂しいところにも、歓楽を提供するお店があるとは。
歩いて店の前まで行ってみた。薔薇都でバラードかぁ。ちょっとオドロオドロシいな。カラオケの音さえ聞こえずひっそりしている。そのまま引き返してベンチで寝袋に入る。
走行 82キロ 出費 1190円 (とうふ、ウインナー、もやし、からあげ、オレンジジュース、発泡酒、手袋)
晴れ。8時20分に函館を出発。途中トライアルでお買い物してから国道228で松前方面に走る。
振り返ると函館山が右の方に見える。サラバ函館。
海沿いを快調に走っていると、高校生どもかな?ママチャリやスポーツ車に釣り道具をくくりつけて同じ方向に走る3人と併走する。そうか、今日は土曜日で学校休みか。
11時にサラキ岬に到着。江戸幕府の軍艦、咸臨丸が沈んでいるらしい。
え?らしいって何?なんで確かめてないのかな?
模型にしてはデカいが、所詮ニセモノなのだ。なんでこんなんにお金かけるかなー。
どの辺に沈んでいるのか。
さあここでヨッシーのシンギングタイムじゃ。本来なら函館山山頂で歌うべきかもしれんが、今回山をパスしたからしかたない。この場所で函館の女を歌おう。
カラオケをつけると良くない。音程やリズムが自由でなくなる。だからアカペラがええのだ。
そこにママチャリに乗った若者が一人でやってきた。なんでも建築を大学で学んでいて、この近くに新設される北海道新幹線の駅舎のデザインが公募されるため現地を見に来たのだとか。軽装だし、まさか東京からママチャリでは来ていまいとは思ったが一応聞いてみた。おばあちゃんの家がこの近くで、そこから自転車を借りて走って来たんであった。ソラソウヤロナ。
木古内(きこない)、知内(しりうち)と通り過ぎ、ココから国道は峠越えルートになる。福島まで26キロ。
山越えと言っても標高160mの福島峠を通るだけなのでたいしたことない。
道の駅の隣にJRの無人駅があった。知内(しりうち)駅は青函トンネルの北海道側最初の駅として有名。
駅というより通路みたいな駅やった。でもベンチもあるし泊まろうと思えばイケそうである。
止まる汽車も一日4本かい!しかしまだ時間も早いし峠を越えてしまいたい。先に進む。
そしてこれ。青函トンネルの入り口である。しかも出口も兼ねているから驚きだ。アタリマエか。
撮影ポイントも用意されている。
ヤグラに上がってみた。汽車の時刻表が張ってあった。確認したが次ぎに列車が通るまで30分くらいある。別に鉄道オタクじゃないのでパスパス。
デジカメ最大望遠でトンネル口を写す。しかしそういえば、2009年に東北バイク旅をして大間崎で伊藤さんに助けられ、そのあと竜飛崎で青函トンネルの青森側出入り口も訪れたからこれで両方見たことになるな。ちょっと自慢できるかな?
福島峠を越えて道を下り、福島に到着。小さな町だがセイコーマートもあるし道の駅もある。
ちょっとショボいけどね。
千代の富士の幟が立っているのは、隣に記念館があるからだよ。
なかなか立派な建物である。見学したいが今日はもう4時前になってるから明日にしよう。
道の駅に併設のバスターミナルが広くてトイレもあって、泊まってくれと言わんばかりである。
トライアル発泡酒とゲソ唐揚げで乾杯。八角形の建物は中に自転車を入れても一切問題ない。
ラジオを聴きながらお米を炊いてウインナー入りモヤシ鍋で晩ご飯とする。
最終バスにも誰一人乗り降りすることなく、バス停にも誰も入ってこない。向かいのお店に赤いネオンが灯った。スナックかな?こんな寂しいところにも、歓楽を提供するお店があるとは。
歩いて店の前まで行ってみた。薔薇都でバラードかぁ。ちょっとオドロオドロシいな。カラオケの音さえ聞こえずひっそりしている。そのまま引き返してベンチで寝袋に入る。
走行 82キロ 出費 1190円 (とうふ、ウインナー、もやし、からあげ、オレンジジュース、発泡酒、手袋)
函館の一日 リベンジ! [北陸~北海道]
2011年11月11日 金曜日 732日目
もーさんは釧路に旅立った。アサイチは沖縄でお世話になった米田さんとかに絵はがきを書く。
お気づきのように絵は得意ではない。ではなんで絵手紙みたいなのを描いてるのかと言えば、絵はがきを買うと高いからだ。ちょっとしたやつが110円とか150円とかするもの。切手代もバカにならんからなあ。
良い天気なので函館市内を自転車で回る。まずは函館山をリサーチ。
登り口には神社有り。その先で左折すると頂上まで続く道路になるのだが。
やっぱりバイク自転車通行止め。しかも今日は道路開通最終日で、11時でゲートが閉められ春まで通行止めになるのだ。じゃあバスでも上がれなくなるやん。残すは高いロープーウェーだけ。腹立つのう。でも昨日もーさんから聞いた、函館山を自転車で上がる奥の手があるので、ニセコで働いて春になったらその猫の手を使おうぜっ。
ゲートの横に、昔台風で沈んで多くの犠牲者が出た青函連絡船の慰霊碑があった。この事故も後押しし、現在の青函トンネルが開通することになったのである。
さあ、絶対乗らないけどロープウェーを偵察じゃ。
うーん、やっぱり料金高いなあ。往復で1160円もする。パスパス。
函館駅に行く途中、えらい人の銅像を見つける。なんかわからんが写真に撮る。
次の人は知ってるよ。坂本竜馬じゃけん。いや、じゃけんは広島じゃけん。土佐弁では?
明日、祈念祭があるでぞ~。これもちがうな。残念ながら明日は出発するので参加はできんな。銅像を写真に撮ってたら、明らかに竜馬ファンと見られる男性が、「ここを訪れたかったのよ~」、てな感じで写真を撮ってた。気合いが違ってたな。
函館駅前でパチリ。バス乗り場で函館山行きを尋ねたら、やっぱり今日で終わりだそうだ。ちっきしょー。
気を取り直して次は五稜郭だ。途中の郵便局で、留め置きで送ってもらった薬類を受け取る。熊本のやざっちにお願いしたら、おやすいご用と送ってくれた。ありがたいなあ。
それから近藤勇の終焉の地を探したが、見つからん。本当のファンなら、「探せよ~」、と切れるに違いない。そんなん知らんもん。
五稜郭タワーが見えた。
全体の模型があったが、現在は当時の建物はない。
しかし唯一奉行所の建物が再建されている。もーさんに聞いたが、これは近年建てられたものだそうで、新しすぎてイマイチである。だからこんなの建ててもありがたみがないんだってば。城跡と同じで、無いなら無いでいいと思う。何もなくても、ああここに天守閣があったんだとか、石の階段を踏みしめているだけで往時には武士たちがここを歩いていたのかと想像できる。何かを作ってしまったら、台無しなのだ。
公園のように整備され、函館市民の憩いの場でありウォーキングコースになっている。
土手?あるいは城の壁なのかな?登ると紅葉がきれいになっている。
さあ、ええ感じで腹が減ってきた。昨日のリベンジでピザ食べ放題へGo!
12時10分に入店。並ばずに入れた。
いろんなピザを食べれるのだ。
サラダバーとスープバーもある。
スパゲティも一品だけ頼める。ホタテと明太子のパスタをお願いして、
早速サラダとスープをゲット。コーンスープ大好きなのだ。
丸いお盆にホールのピザを乗せた店員が回ってきて、
「アンチョビはいかがですかあ?」
とか言って勧めてくれるのを一切れ二切れともらうか、好みのものをお願いするとそれが焼け上がったときに持ってきてくれるシステム。
生地が薄いのでバンバン食べられる。うほほーい。
相当に腹一杯食べて、最後にはスイーツも3種類選べるのだ。
この3種を選び、お持ち帰りをお願いする。実はネットで検索したとき、最後のデザートを持ち帰ればその分ピザを食べられるという裏技が紹介されていたのである。アッタマいいーー。
これだけ楽しんで1480円。
ちなみにこのカードで、ピザのお代わりが必要かどうかを知らせるのだ。
満腹でもって自遊旅に帰還した。なかなかエエ感じでしょ。もーさんの手作りなのだ。
これも手作りかな?
さあ、デザートを冷蔵庫に保管してから温泉に出かける。国道278で大森海岸沿いに恵山方面に戻り、湯川温泉街に愛車赤い流星号で走る。
ホテルKKR函館さんも、雑誌HOで無料入浴なのだ。
関係ないけどホテルのお向かいの家は相当にお金持ちっぽい。まったく関係ないけどね。
赤い絨毯がホテルっぽい。
お風呂はホテルの規模にしてはちっさめだが、掛け流しで気持ちいいお湯でした。休憩室のようなものは無いみたいなので、スーパーで買い物してから帰る。
やざっちの薬類だ。助かるなあ~。
夜はピザの残りとデザートでおしまい。今夜も暖かい布団で眠る。
走行 32キロ 出費 1808円 (イタリアンランチ、発泡酒、ホッカイロ)
もーさんは釧路に旅立った。アサイチは沖縄でお世話になった米田さんとかに絵はがきを書く。
お気づきのように絵は得意ではない。ではなんで絵手紙みたいなのを描いてるのかと言えば、絵はがきを買うと高いからだ。ちょっとしたやつが110円とか150円とかするもの。切手代もバカにならんからなあ。
良い天気なので函館市内を自転車で回る。まずは函館山をリサーチ。
登り口には神社有り。その先で左折すると頂上まで続く道路になるのだが。
やっぱりバイク自転車通行止め。しかも今日は道路開通最終日で、11時でゲートが閉められ春まで通行止めになるのだ。じゃあバスでも上がれなくなるやん。残すは高いロープーウェーだけ。腹立つのう。でも昨日もーさんから聞いた、函館山を自転車で上がる奥の手があるので、ニセコで働いて春になったらその猫の手を使おうぜっ。
ゲートの横に、昔台風で沈んで多くの犠牲者が出た青函連絡船の慰霊碑があった。この事故も後押しし、現在の青函トンネルが開通することになったのである。
さあ、絶対乗らないけどロープウェーを偵察じゃ。
うーん、やっぱり料金高いなあ。往復で1160円もする。パスパス。
函館駅に行く途中、えらい人の銅像を見つける。なんかわからんが写真に撮る。
次の人は知ってるよ。坂本竜馬じゃけん。いや、じゃけんは広島じゃけん。土佐弁では?
明日、祈念祭があるでぞ~。これもちがうな。残念ながら明日は出発するので参加はできんな。銅像を写真に撮ってたら、明らかに竜馬ファンと見られる男性が、「ここを訪れたかったのよ~」、てな感じで写真を撮ってた。気合いが違ってたな。
函館駅前でパチリ。バス乗り場で函館山行きを尋ねたら、やっぱり今日で終わりだそうだ。ちっきしょー。
気を取り直して次は五稜郭だ。途中の郵便局で、留め置きで送ってもらった薬類を受け取る。熊本のやざっちにお願いしたら、おやすいご用と送ってくれた。ありがたいなあ。
それから近藤勇の終焉の地を探したが、見つからん。本当のファンなら、「探せよ~」、と切れるに違いない。そんなん知らんもん。
五稜郭タワーが見えた。
全体の模型があったが、現在は当時の建物はない。
しかし唯一奉行所の建物が再建されている。もーさんに聞いたが、これは近年建てられたものだそうで、新しすぎてイマイチである。だからこんなの建ててもありがたみがないんだってば。城跡と同じで、無いなら無いでいいと思う。何もなくても、ああここに天守閣があったんだとか、石の階段を踏みしめているだけで往時には武士たちがここを歩いていたのかと想像できる。何かを作ってしまったら、台無しなのだ。
公園のように整備され、函館市民の憩いの場でありウォーキングコースになっている。
土手?あるいは城の壁なのかな?登ると紅葉がきれいになっている。
さあ、ええ感じで腹が減ってきた。昨日のリベンジでピザ食べ放題へGo!
12時10分に入店。並ばずに入れた。
いろんなピザを食べれるのだ。
サラダバーとスープバーもある。
スパゲティも一品だけ頼める。ホタテと明太子のパスタをお願いして、
早速サラダとスープをゲット。コーンスープ大好きなのだ。
丸いお盆にホールのピザを乗せた店員が回ってきて、
「アンチョビはいかがですかあ?」
とか言って勧めてくれるのを一切れ二切れともらうか、好みのものをお願いするとそれが焼け上がったときに持ってきてくれるシステム。
生地が薄いのでバンバン食べられる。うほほーい。
相当に腹一杯食べて、最後にはスイーツも3種類選べるのだ。
この3種を選び、お持ち帰りをお願いする。実はネットで検索したとき、最後のデザートを持ち帰ればその分ピザを食べられるという裏技が紹介されていたのである。アッタマいいーー。
これだけ楽しんで1480円。
ちなみにこのカードで、ピザのお代わりが必要かどうかを知らせるのだ。
満腹でもって自遊旅に帰還した。なかなかエエ感じでしょ。もーさんの手作りなのだ。
これも手作りかな?
さあ、デザートを冷蔵庫に保管してから温泉に出かける。国道278で大森海岸沿いに恵山方面に戻り、湯川温泉街に愛車赤い流星号で走る。
ホテルKKR函館さんも、雑誌HOで無料入浴なのだ。
関係ないけどホテルのお向かいの家は相当にお金持ちっぽい。まったく関係ないけどね。
赤い絨毯がホテルっぽい。
お風呂はホテルの規模にしてはちっさめだが、掛け流しで気持ちいいお湯でした。休憩室のようなものは無いみたいなので、スーパーで買い物してから帰る。
やざっちの薬類だ。助かるなあ~。
夜はピザの残りとデザートでおしまい。今夜も暖かい布団で眠る。
走行 32キロ 出費 1808円 (イタリアンランチ、発泡酒、ホッカイロ)
恵山岬~函館 もーさん! [北陸~北海道]
2011年11月10日 木曜日 731日目
晴れ。潮は再び満ちていて、朝湯に入ろうという目論見もパーである。アイデアル。
8時半に出発。この恵山岬は海にまあるく突き出てはいるが、海浜温泉から先は道路がつながってない。まるっきり元の国道まで戻るしかないのである。急で狭い坂道を、自転車をジグザグに押して上がる。
坂を上がって左を見上げると、見えるのは恵山(えさん)だ。恵山も硫黄を吹き出していて、白く見えるのがそうであろう。
ここらもクマが出るのか。もうちょっとで函館なんだが、そんなのはカンケーねえようだ。
椴法華までもどって国道278を函館方面に走る。じつは今夜はもーさんのところに泊めてもらうのだ。
もーさんを紹介してくれたのも、留萌で再開したチャリダーの伊藤怜である。もーさん自身も旅人で、函館市内で無料の旅人宿をやっているんだとか。電話したらいっても良いことになったわけである。
まずは恵山のふもとをかすめている国道の坂道を上がる。マップル読みではたいした登りでないように見えたが、思ったより上がったぞ。トンネルの向こうから下りになる。
道の駅なとわえさんはキャンプ場も兼ねているようだがすでに冬期閉鎖になっていた。まあ今回は泊まらんけどね。
あとは海沿いを函館まで走るのみ。小さな漁村っぽいのがたまにあるくらいで、これで函館の町に近づいてるのか?ってくらいのどかなのである。
海の向こうは青森県だな。来年行くから待っとれよ~。
青森県の大間崎との最短地点がここか。ならば大間の伊藤さんに電話してあげなければ。
「トルルルルルルルル、カチャ、はい伊藤です」
会話形式は書くのも読むのもメンドクサいので止め。今そっちが見えるとこにいてるよ。冬はスキー場で働くから来年雪が溶けたらそっちに行くからねえと伝えて電話を終える。
伊藤さんはヨッシーが自転車旅を始める直前、東京に住んでいたときに東北バイクツーリングできるのも今のうちやなあと思い立って旅に出たときに出会ったのである。大間にたどり着くと同時にバイクが故障して立ち往生した。公園のキャンプ場で修理していたところ、「どーしたー?」と声をかけてくれたのが伊藤さんだ。おかげで修理屋まで車で運んでもらい直すことが出来たので旅を再開できた。それ以来のおつきあいなのだ。
まだ九州をウロウロしているとき、電話してきてくれては早く大間に来てよ~、と励ましてくれる。しかし亀のノロいのごとくのヨッシーが、いつまでも九州にいるので、「まだきゅううううしゅううううかあああああ!」、とおしかりを受けることもあった。
伊藤さんと話せて嬉しくなったが、向かい風がひどい。まるで坂道を上がっているがごとくスピードが出ない。これじゃあ昼ご飯を函館で食おうという計画が狂うやないか。
次ぎの岬を回れば函館が見えるか?その次か?、と何回も期待を裏切られながらもペダルを踏む。
11時44分、おう!やっと函館が見えたわい。しかしまだ遠いなあ。
それからまだがんばること1時間半。けっこうヘトヘトでたどり着いたのは、
ピザ食べ放題の店!ネットで検索して見つけていたのだ。函館到着のお祝い兼3年目突入記念なのである。
自転車を止めて~、ウヒョ~!
しかししかし、店に入ろうとしたら、食べ放題のオーダーストップは1時半です、と書いてあるやないか。いま1時20分やん!あかんやん!
途方に暮れている場合ではない。さっき通り過ぎてきたトンカツの店にもどる。
チェーン店っぽいがここもライス食い放題やからゆるす。
順当にロースカツ定食690円を注文。「カレーはおつけしますか?」
「え?ご飯と別にカレーライスも出てくるん?」
「いえ、カレールーを別の容器でお出しします」
そんならわかる。
左上のがカレーだよ。
いやあ腹も減ってたがご飯がおいしくてどんぶりに4杯も食ってしまった。
もーさんに電話して場所を聞き、10分くらいで到着した。ご両親の住んでおられた平屋の家を、自分で改装して旅の宿にしている。もーさんは奥さんと隣の2階建ての家にお住まいなのだ。
自炊キッチンもあるし洗濯機も冷蔵庫もある。すぐに洗濯させてもらう。もーさんは明日から釧路まで出かけるので朝が早い。つのるお話も残念ながら早めに切り上げて出発準備に戻られた。
徒歩で近くのスーパーに行って買い物する。
まずは豆腐で乾杯。
昼のトンカツで腹いっぱいなため、晩ご飯は軽くお好み焼きで済ませた。
ストーブは温かいし真空管ラジオのぬくもりのある音に耳を傾けているとウトウトしてまう至福の時。
新しいシーツまで出していただき、布団で快眠。
走行 57キロ 出費 2811円 (缶コーヒー、コーラ、キャベツ、豚肉、とうふ、たまご、ロースカツ定食、発泡酒、雑誌)
晴れ。潮は再び満ちていて、朝湯に入ろうという目論見もパーである。アイデアル。
8時半に出発。この恵山岬は海にまあるく突き出てはいるが、海浜温泉から先は道路がつながってない。まるっきり元の国道まで戻るしかないのである。急で狭い坂道を、自転車をジグザグに押して上がる。
坂を上がって左を見上げると、見えるのは恵山(えさん)だ。恵山も硫黄を吹き出していて、白く見えるのがそうであろう。
ここらもクマが出るのか。もうちょっとで函館なんだが、そんなのはカンケーねえようだ。
椴法華までもどって国道278を函館方面に走る。じつは今夜はもーさんのところに泊めてもらうのだ。
もーさんを紹介してくれたのも、留萌で再開したチャリダーの伊藤怜である。もーさん自身も旅人で、函館市内で無料の旅人宿をやっているんだとか。電話したらいっても良いことになったわけである。
まずは恵山のふもとをかすめている国道の坂道を上がる。マップル読みではたいした登りでないように見えたが、思ったより上がったぞ。トンネルの向こうから下りになる。
道の駅なとわえさんはキャンプ場も兼ねているようだがすでに冬期閉鎖になっていた。まあ今回は泊まらんけどね。
あとは海沿いを函館まで走るのみ。小さな漁村っぽいのがたまにあるくらいで、これで函館の町に近づいてるのか?ってくらいのどかなのである。
海の向こうは青森県だな。来年行くから待っとれよ~。
青森県の大間崎との最短地点がここか。ならば大間の伊藤さんに電話してあげなければ。
「トルルルルルルルル、カチャ、はい伊藤です」
会話形式は書くのも読むのもメンドクサいので止め。今そっちが見えるとこにいてるよ。冬はスキー場で働くから来年雪が溶けたらそっちに行くからねえと伝えて電話を終える。
伊藤さんはヨッシーが自転車旅を始める直前、東京に住んでいたときに東北バイクツーリングできるのも今のうちやなあと思い立って旅に出たときに出会ったのである。大間にたどり着くと同時にバイクが故障して立ち往生した。公園のキャンプ場で修理していたところ、「どーしたー?」と声をかけてくれたのが伊藤さんだ。おかげで修理屋まで車で運んでもらい直すことが出来たので旅を再開できた。それ以来のおつきあいなのだ。
まだ九州をウロウロしているとき、電話してきてくれては早く大間に来てよ~、と励ましてくれる。しかし亀のノロいのごとくのヨッシーが、いつまでも九州にいるので、「まだきゅううううしゅううううかあああああ!」、とおしかりを受けることもあった。
伊藤さんと話せて嬉しくなったが、向かい風がひどい。まるで坂道を上がっているがごとくスピードが出ない。これじゃあ昼ご飯を函館で食おうという計画が狂うやないか。
次ぎの岬を回れば函館が見えるか?その次か?、と何回も期待を裏切られながらもペダルを踏む。
11時44分、おう!やっと函館が見えたわい。しかしまだ遠いなあ。
それからまだがんばること1時間半。けっこうヘトヘトでたどり着いたのは、
ピザ食べ放題の店!ネットで検索して見つけていたのだ。函館到着のお祝い兼3年目突入記念なのである。
自転車を止めて~、ウヒョ~!
しかししかし、店に入ろうとしたら、食べ放題のオーダーストップは1時半です、と書いてあるやないか。いま1時20分やん!あかんやん!
途方に暮れている場合ではない。さっき通り過ぎてきたトンカツの店にもどる。
チェーン店っぽいがここもライス食い放題やからゆるす。
順当にロースカツ定食690円を注文。「カレーはおつけしますか?」
「え?ご飯と別にカレーライスも出てくるん?」
「いえ、カレールーを別の容器でお出しします」
そんならわかる。
左上のがカレーだよ。
いやあ腹も減ってたがご飯がおいしくてどんぶりに4杯も食ってしまった。
もーさんに電話して場所を聞き、10分くらいで到着した。ご両親の住んでおられた平屋の家を、自分で改装して旅の宿にしている。もーさんは奥さんと隣の2階建ての家にお住まいなのだ。
自炊キッチンもあるし洗濯機も冷蔵庫もある。すぐに洗濯させてもらう。もーさんは明日から釧路まで出かけるので朝が早い。つのるお話も残念ながら早めに切り上げて出発準備に戻られた。
徒歩で近くのスーパーに行って買い物する。
まずは豆腐で乾杯。
昼のトンカツで腹いっぱいなため、晩ご飯は軽くお好み焼きで済ませた。
ストーブは温かいし真空管ラジオのぬくもりのある音に耳を傾けているとウトウトしてまう至福の時。
新しいシーツまで出していただき、布団で快眠。
走行 57キロ 出費 2811円 (缶コーヒー、コーラ、キャベツ、豚肉、とうふ、たまご、ロースカツ定食、発泡酒、雑誌)
鹿部~恵山 海の温泉やあ! [北陸~北海道]
2011年11月9日 水曜日 730日目
3時過ぎに目が覚めてから、寝られなくなった。寝袋に入ってじっとしているが、さらにだんだん目がさえてくる。
携帯いじったりまた寝転んだりしながら眠たくなるのを待ち、5時頃かな?うとうとし始めて寝た。
しかし目が覚めたら6時やった。
起きて駅の周辺をウロウロする。始発前の駅だからいろいろ自由に写真を撮れるのがいい。
朝日が上がってきた。今日もいい天気が続けばいいな。
朝は朝で中高生たちがまた通学してゆく。駅舎を通り抜けるとき、ほぼ全員ヨッシーを見ていった。
「あ、やっぱりまだ居た」
的な顔するやつもいた。ふふふ。
7時50分に出発。海沿いの国道278を走る。右には駒ヶ岳。本当は今回駒ヶ岳に登りたかったが、調べると現在は登山規制が始まっているようなので断念。また来年登ることにしよう。
駒ヶ岳には26年前にバイクで北海道を回った学生の時に、一度登ったのだ。ふもとの無料キャンプ場で出会ったチャリ旅の学生と一緒に登った思い出の山なのだ。だから絶対登りたい。ふふふ、待っとけよ~駒ケ岳。
山に登らないので引き続き海沿いの国道を走る。たまに現れるのは漁村くらいで、どんどん過疎地に進んでる感が濃くなる。
こんなトンネルが連続し始めた。
恵山(えさん)岬に水無海浜温泉てのがある。潮が引いたときだけ入れるというから、屋久島の海中温泉みたいなものらしい。これはぜひ入らんとイカンな。
これでドドホッケと読むのか!ありえへん。しかし温泉はこの先にあるのだ。道道231で椴法華港方面に走る。
海沿いの平坦な道はすぐに終わり、ここから上り坂になる。それに道狭いし。ゆるゆる押して歩いたら20分ほどで高台に出た。
そして現れたのが灯台。恵山灯台前で記念撮影。もちろん灯台のポーズである。そばに灯台博物館?みたいのがあったが、入場料がかかるのでトイレだけ借りた。
灯台前から(東大前ではない)少し行くと下り坂になって急さかを下りたら温泉のある海岸に着いた。潮の干満時間など調べずに来たので、いったい何時に入れるのか?立て看板のそばの潮見表によれば、夜の8時頃が入り時になっている。うーむ、それならばここに泊まるつもりでおらなあかんな。
すぐそばにはトイレもあるし水も出る。よしよし。
あのへんにコンクリートで囲った浴槽があるのだ。
4時半過ぎになって更衣室のわきにテントを張った。寒くなってきたのでテントに入ってお茶を湧かした。それでも寒いのである。
海を見てみたら、結構潮位が下がってる。もう入れるんちゃうか?と、思い切って真っ裸で海にはいってみた。
喜んでいるように見えるが、実はぬるくて寒い寒いのだ。温泉は海底あたりからじわじわと湧いてくるので、ある程度時間が経たないと温かくならないんだな、これが。
湧いてくるところを探り、そのそばで温かいお湯を体にかき寄せるがそんなことでナントカなるよな温度ではなかった。
思い切ってお湯からあがり、速攻で体を拭くが寒いことこの上ない。大急ぎでテントに逃げ込む。
飯を作って食べ、改めて8時頃に入浴。今度はちゃんとあったかくなってた。しかも相当気持ちいい。今までで最高の温泉は、屋久島の海中温泉だと思っていたが、この温泉もそれに匹敵するわ。
月を眺めながら入る露天風呂は最高。しかも独占である。
なんだかんだで1時間近く楽しんだ後、テントに戻った。さっきと違い、温まった体なので全く問題ない。しかもテントに戻ってからもほかほかが続く。
そのまま寝袋に入ってポカポカで安眠した。
走行 57キロ 出費 1657円 (おにぎり、スパゲティ、インスタントラーメン、もやし、カップめん、発泡酒、焼酎)
3時過ぎに目が覚めてから、寝られなくなった。寝袋に入ってじっとしているが、さらにだんだん目がさえてくる。
携帯いじったりまた寝転んだりしながら眠たくなるのを待ち、5時頃かな?うとうとし始めて寝た。
しかし目が覚めたら6時やった。
起きて駅の周辺をウロウロする。始発前の駅だからいろいろ自由に写真を撮れるのがいい。
朝日が上がってきた。今日もいい天気が続けばいいな。
朝は朝で中高生たちがまた通学してゆく。駅舎を通り抜けるとき、ほぼ全員ヨッシーを見ていった。
「あ、やっぱりまだ居た」
的な顔するやつもいた。ふふふ。
7時50分に出発。海沿いの国道278を走る。右には駒ヶ岳。本当は今回駒ヶ岳に登りたかったが、調べると現在は登山規制が始まっているようなので断念。また来年登ることにしよう。
駒ヶ岳には26年前にバイクで北海道を回った学生の時に、一度登ったのだ。ふもとの無料キャンプ場で出会ったチャリ旅の学生と一緒に登った思い出の山なのだ。だから絶対登りたい。ふふふ、待っとけよ~駒ケ岳。
山に登らないので引き続き海沿いの国道を走る。たまに現れるのは漁村くらいで、どんどん過疎地に進んでる感が濃くなる。
こんなトンネルが連続し始めた。
恵山(えさん)岬に水無海浜温泉てのがある。潮が引いたときだけ入れるというから、屋久島の海中温泉みたいなものらしい。これはぜひ入らんとイカンな。
これでドドホッケと読むのか!ありえへん。しかし温泉はこの先にあるのだ。道道231で椴法華港方面に走る。
海沿いの平坦な道はすぐに終わり、ここから上り坂になる。それに道狭いし。ゆるゆる押して歩いたら20分ほどで高台に出た。
そして現れたのが灯台。恵山灯台前で記念撮影。もちろん灯台のポーズである。そばに灯台博物館?みたいのがあったが、入場料がかかるのでトイレだけ借りた。
灯台前から(東大前ではない)少し行くと下り坂になって急さかを下りたら温泉のある海岸に着いた。潮の干満時間など調べずに来たので、いったい何時に入れるのか?立て看板のそばの潮見表によれば、夜の8時頃が入り時になっている。うーむ、それならばここに泊まるつもりでおらなあかんな。
すぐそばにはトイレもあるし水も出る。よしよし。
あのへんにコンクリートで囲った浴槽があるのだ。
4時半過ぎになって更衣室のわきにテントを張った。寒くなってきたのでテントに入ってお茶を湧かした。それでも寒いのである。
海を見てみたら、結構潮位が下がってる。もう入れるんちゃうか?と、思い切って真っ裸で海にはいってみた。
喜んでいるように見えるが、実はぬるくて寒い寒いのだ。温泉は海底あたりからじわじわと湧いてくるので、ある程度時間が経たないと温かくならないんだな、これが。
湧いてくるところを探り、そのそばで温かいお湯を体にかき寄せるがそんなことでナントカなるよな温度ではなかった。
思い切ってお湯からあがり、速攻で体を拭くが寒いことこの上ない。大急ぎでテントに逃げ込む。
飯を作って食べ、改めて8時頃に入浴。今度はちゃんとあったかくなってた。しかも相当気持ちいい。今までで最高の温泉は、屋久島の海中温泉だと思っていたが、この温泉もそれに匹敵するわ。
月を眺めながら入る露天風呂は最高。しかも独占である。
なんだかんだで1時間近く楽しんだ後、テントに戻った。さっきと違い、温まった体なので全く問題ない。しかもテントに戻ってからもほかほかが続く。
そのまま寝袋に入ってポカポカで安眠した。
走行 57キロ 出費 1657円 (おにぎり、スパゲティ、インスタントラーメン、もやし、カップめん、発泡酒、焼酎)
八雲温泉~鹿部 記念日なのだ! [北陸~北海道]
2011年11月8日 火曜日 729日目
出るか出るか?と思ったがクマは出なかった。よって安眠なり。
9時出発。枝道を下り国道277に出たところで大をモヨオす。駐車帯のガードレールから草をかき分けて斜面を下りて危機一髪、猪木ピンチを切り抜けた。
八雲にドコモショップがあったので、アダプターの件で文句言う。しかし対応した若い兄ちゃんはどうしようもないマニュアル男で、決まった答えを繰り返すばかり。時間の無駄なので新しいのを525円で購入した。
海沿いの道、国道5号線を南に進む。
すぐに名水の湧き出ているところに遭遇。マップルにも載っていた、ヤクモ飲料である。なんでそんな名前?と思ってたのだが、ここはヤクモ飲料という工場の入り口で、ご厚意でだれでも水を汲めるようになっているからなのだ。
池の水???
いやいやちゃんと湧いてまっせ。ペットボトルに満タンにする。
駒ヶ岳が見えてきた。
今日はねえ、出発記念日なのだよ。2009年の11月8日に旅をはじめて、ちょうど2年が経過した。今日から3年目に突入するお祝いに、セイコーマートでカツ丼とサラダ、食後のカフェラテも奮発した。
路上で食うのはチト情けなかったがしゃあないべ。
どんどん駒ヶ岳が近づいてくる。
もっと近づいてくる!
森町のスーパーで買い物して、次の道の駅つどーるプラザさわらに2時半到着。展望台があるので上がってみた。駒ヶ岳はもちろん見える。
海の方も見える。
でもでもでも~、驚いたのはアレが見えること。室蘭の白鳥大橋やないか~!たしかに地図を見れば噴火湾はぐるーっと丸い形をしている。こんなにこんんなに走ってきたのに海のすぐ向こうに橋が見えるとは。
この道の駅で泊まれるかと思い、リサーチしてみたが道に近くて車がうるさいことと良い軒下がないのでパスする。次は鹿部(しかべ)を目的地に定める。
海沿いの国道はアップダウンが極端に少なくなって走りやすい。しかし駒ヶ岳があるので日没が早いなあ。まだ4時前やで。
4時10分に鹿部ロイヤルホテルに着いた。いやあ~、さすがに出発記念日やから豪華に宿泊か?と思った人もいらっさるでしょうが、そうじゃなくて入浴だけするのだ。毎日毎日雑誌の無料特典で温泉に入れるのはほんとにありがたい。
露天風呂にゆっくり浸かってあったまる。
ホテルロビーで、持ち込んだお寿司とサッポロクラッシックでお祝いする。テレビを見たり新聞を読んだり。
泊まりはどうすのかって?実はこのホテルのすぐそばに、JRの無人駅があるのだ。いい時間になったらそっちに移動するつもり。
6時にホテルを出て、裏の道に出るため駐車場を走っているところで、ホテルの園芸係りのおじさんと話す。近道を教わった。ありがとう。
駅が無人なのはネットで検索してわかっていた。便利よねー最近は。
広い待合室なので自転車ごと中に入って休む。まずは麦とホップの黒ビールバージョンが売っていたので、これでハーフ&ハーフにして楽しむ。
汽車の来る時間になると、駅前ロータリーぽい場所に次から次にお迎えの自動車がやってくる。汽車から下りた高校生は、駅舎の中を通り抜けてお迎えの車に乗り込んでいく。ヨッシーと目が合うとみんな、「誰?」みたいな顔して通過していく。面白いからビール飲みながらニコニコして見送ってあげた。
待合室には監視カメラが2台ある。よかった。誰かが見張っていてくれる?なら心強いわ。
コンクリの床にシートを敷いて寝袋に入って寝る。
走行 79キロ 出費 2794円 (カフェラテ、カツ丼、サラダ、コーラ、缶詰、さしみ、あんぱん、寿司、発泡酒、ビール、充電アダプター)
出るか出るか?と思ったがクマは出なかった。よって安眠なり。
9時出発。枝道を下り国道277に出たところで大をモヨオす。駐車帯のガードレールから草をかき分けて斜面を下りて危機一髪、猪木ピンチを切り抜けた。
八雲にドコモショップがあったので、アダプターの件で文句言う。しかし対応した若い兄ちゃんはどうしようもないマニュアル男で、決まった答えを繰り返すばかり。時間の無駄なので新しいのを525円で購入した。
海沿いの道、国道5号線を南に進む。
すぐに名水の湧き出ているところに遭遇。マップルにも載っていた、ヤクモ飲料である。なんでそんな名前?と思ってたのだが、ここはヤクモ飲料という工場の入り口で、ご厚意でだれでも水を汲めるようになっているからなのだ。
池の水???
いやいやちゃんと湧いてまっせ。ペットボトルに満タンにする。
駒ヶ岳が見えてきた。
今日はねえ、出発記念日なのだよ。2009年の11月8日に旅をはじめて、ちょうど2年が経過した。今日から3年目に突入するお祝いに、セイコーマートでカツ丼とサラダ、食後のカフェラテも奮発した。
路上で食うのはチト情けなかったがしゃあないべ。
どんどん駒ヶ岳が近づいてくる。
もっと近づいてくる!
森町のスーパーで買い物して、次の道の駅つどーるプラザさわらに2時半到着。展望台があるので上がってみた。駒ヶ岳はもちろん見える。
海の方も見える。
でもでもでも~、驚いたのはアレが見えること。室蘭の白鳥大橋やないか~!たしかに地図を見れば噴火湾はぐるーっと丸い形をしている。こんなにこんんなに走ってきたのに海のすぐ向こうに橋が見えるとは。
この道の駅で泊まれるかと思い、リサーチしてみたが道に近くて車がうるさいことと良い軒下がないのでパスする。次は鹿部(しかべ)を目的地に定める。
海沿いの国道はアップダウンが極端に少なくなって走りやすい。しかし駒ヶ岳があるので日没が早いなあ。まだ4時前やで。
4時10分に鹿部ロイヤルホテルに着いた。いやあ~、さすがに出発記念日やから豪華に宿泊か?と思った人もいらっさるでしょうが、そうじゃなくて入浴だけするのだ。毎日毎日雑誌の無料特典で温泉に入れるのはほんとにありがたい。
露天風呂にゆっくり浸かってあったまる。
ホテルロビーで、持ち込んだお寿司とサッポロクラッシックでお祝いする。テレビを見たり新聞を読んだり。
泊まりはどうすのかって?実はこのホテルのすぐそばに、JRの無人駅があるのだ。いい時間になったらそっちに移動するつもり。
6時にホテルを出て、裏の道に出るため駐車場を走っているところで、ホテルの園芸係りのおじさんと話す。近道を教わった。ありがとう。
駅が無人なのはネットで検索してわかっていた。便利よねー最近は。
広い待合室なので自転車ごと中に入って休む。まずは麦とホップの黒ビールバージョンが売っていたので、これでハーフ&ハーフにして楽しむ。
汽車の来る時間になると、駅前ロータリーぽい場所に次から次にお迎えの自動車がやってくる。汽車から下りた高校生は、駅舎の中を通り抜けてお迎えの車に乗り込んでいく。ヨッシーと目が合うとみんな、「誰?」みたいな顔して通過していく。面白いからビール飲みながらニコニコして見送ってあげた。
待合室には監視カメラが2台ある。よかった。誰かが見張っていてくれる?なら心強いわ。
コンクリの床にシートを敷いて寝袋に入って寝る。
走行 79キロ 出費 2794円 (カフェラテ、カツ丼、サラダ、コーラ、缶詰、さしみ、あんぱん、寿司、発泡酒、ビール、充電アダプター)
ピリカ~八雲温泉 [北陸~北海道]
2011年11月7日 月曜日 728日目
さすがは山の中。ほとんど物音もせず静かな夜だった。ピリカダム湖を徒歩で散策。
イルカ?山の中にイルカがいるか?なんつって。
しっぽを捕まえて、「おまえ誰?」と聞いてみても返事はなし。北海道は寡黙なやつが多いなあ。
ダム管理施設の駐車場に工事の仮設トイレがあったので大のほうを無事出産。これがなければどこかの茂みで産み落とさねばならんとこやった。
7時40分出発。昨日来た道を国縫まで戻る。下りなのであっという間。
国道5号まで下りて南に走る。すぐに八雲の町にはいった。あまりに寒いのでコンビニで休憩してモーニングコーヒーを飲む。贅沢!
さあ、今日もまた山の中の温泉まで上がるのだ。八雲から国道277でおぼこ荘を目指して走る。
途中見つけた文学碑。誰かは知らぬが、目の前の川の淵にちなんだ何かを何かした人、らしい。これではさっぱろわからんか。
これでわかるか?
トンネルを越えると、
すぐに案内看板有り。左の枝道にそれる。
狭めの道路を押しながら歩き、おぼこ荘に1時40分到着。
おぼこの手前に無料キャンプ場がある。しかしトイレは釘付けになってるし水も出ない。冬季は閉鎖するキャンプ場が多く、ここも例外ではない。まあこの屋根の下で一晩やっかいになりませう。おぼこ荘もHOを使って無料入浴。そうでもなければこんな山の上までわざわざ来んわい。
お風呂も休憩室もヨッシーの貸し切り状態。
室内も岩風呂。
露天風呂も岩風呂。いやあああ、めちゃくちゃ気持ちいい。この温泉はあまり有名ではなさそうやけど、全国の湯にそれなりに入ってきているヨッシーの感想では、かなり良い方に入ると思う。
2時間近くお湯を楽しんだあと、休憩室のストーブ前でゆっくりする。昨日に引き続き、今日もここから動く気なし。
携帯を充電しようとして異変に気づく。コネクターが断線してる!もう壊れたんかい!たしか500円ほどで買ったと思うが早すぎるで。こんどドコモショップで文句言うたろ。
4時頃温泉を出てさっきの屋根の下へ移動する。日暮れが早まってきたなあ。5時には暗くなってくるからそれまでにテントを張ってしまいたい。
床がコンクリートで、雨水が床の片方に溜まっている。乾いてるところを選んで設営した。
日が暮れるときゅーんと空気が冷えてくる。テントの中でお湯を沸かし、焼酎をお湯割りにして体を温める。
走行 58キロ 出費 752円 (缶コーヒー、鶏肉、とうふ、唐揚げ、白菜、おにぎり、発泡酒)
さすがは山の中。ほとんど物音もせず静かな夜だった。ピリカダム湖を徒歩で散策。
イルカ?山の中にイルカがいるか?なんつって。
しっぽを捕まえて、「おまえ誰?」と聞いてみても返事はなし。北海道は寡黙なやつが多いなあ。
ダム管理施設の駐車場に工事の仮設トイレがあったので大のほうを無事出産。これがなければどこかの茂みで産み落とさねばならんとこやった。
7時40分出発。昨日来た道を国縫まで戻る。下りなのであっという間。
国道5号まで下りて南に走る。すぐに八雲の町にはいった。あまりに寒いのでコンビニで休憩してモーニングコーヒーを飲む。贅沢!
さあ、今日もまた山の中の温泉まで上がるのだ。八雲から国道277でおぼこ荘を目指して走る。
途中見つけた文学碑。誰かは知らぬが、目の前の川の淵にちなんだ何かを何かした人、らしい。これではさっぱろわからんか。
これでわかるか?
トンネルを越えると、
すぐに案内看板有り。左の枝道にそれる。
狭めの道路を押しながら歩き、おぼこ荘に1時40分到着。
おぼこの手前に無料キャンプ場がある。しかしトイレは釘付けになってるし水も出ない。冬季は閉鎖するキャンプ場が多く、ここも例外ではない。まあこの屋根の下で一晩やっかいになりませう。おぼこ荘もHOを使って無料入浴。そうでもなければこんな山の上までわざわざ来んわい。
お風呂も休憩室もヨッシーの貸し切り状態。
室内も岩風呂。
露天風呂も岩風呂。いやあああ、めちゃくちゃ気持ちいい。この温泉はあまり有名ではなさそうやけど、全国の湯にそれなりに入ってきているヨッシーの感想では、かなり良い方に入ると思う。
2時間近くお湯を楽しんだあと、休憩室のストーブ前でゆっくりする。昨日に引き続き、今日もここから動く気なし。
携帯を充電しようとして異変に気づく。コネクターが断線してる!もう壊れたんかい!たしか500円ほどで買ったと思うが早すぎるで。こんどドコモショップで文句言うたろ。
4時頃温泉を出てさっきの屋根の下へ移動する。日暮れが早まってきたなあ。5時には暗くなってくるからそれまでにテントを張ってしまいたい。
床がコンクリートで、雨水が床の片方に溜まっている。乾いてるところを選んで設営した。
日が暮れるときゅーんと空気が冷えてくる。テントの中でお湯を沸かし、焼酎をお湯割りにして体を温める。
走行 58キロ 出費 752円 (缶コーヒー、鶏肉、とうふ、唐揚げ、白菜、おにぎり、発泡酒)