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2009年11月より、実家の兵庫県西宮市を自転車で出発。九州から沖縄に渡り、徳之島、奄美大島、屋久島へ。鹿児島に舞い戻って約1年を九州で過ごし、2011年7月にやっと北海道に上陸。ほぼ全道を走った後ニセコのスキー場で働きながら春を待ち、2012年8月に函館から青森へ。秋田、新潟、福島、岩手、宮城、茨城、そして千葉、東京へ。まだまだ旅は続くのだ。足跡&コメントはこちらから。フェイスブックはヨッシー松田で検索。ジャストギビングを通して、チャレンジボランティアも実施中 http://justgiving.jp/c/1386

ソネットブログはデータ量が1Gしか使えない。なので過去のブログを読みたい人は、いくつかのサイトを行き来して読んでもらわなアカンのですわ。スマンことです。

旅人 ヨッシー松田の日本自転車ぐるぐる旅  (2009年11月~2010年7月) http://tabibito1.blog88.fc2.com/

その1~ 旅人 ヨッシー松田の日本自転車ぐるぐる旅  (2010年7月~2011年8月) http://tabibito843.blog.so-net.ne.jp/

                  

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現在地情報 札幌にゃう! [現在地情報など]

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着いた~~。札幌にキターーー。用事を済ませてから、今夜はサッポロビール園で乾杯するぞ!

そして明日くらいから、支笏湖経由で海沿いに出て、函館に向かうのだ。

は~~~~~~るばる来たぜ、は~~~こだて~~~。

なのだ

あ、かこかこ過去記事に写真を入れ込んだので見てくれ~。
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現在地情報&今後の予定など [現在地情報など]

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まいど。なかなかブログが書けないのは今に始まったわけでないが、時間を見つけて継続して書くから待ってくれ。

あらすじだけ書いとく。

釧路から襟裳岬へ一直線。26年前に泊まった百人浜キャンプ場は◇×△○◎、になっていた~。襟裳岬では森進一になり熱唱。海岸沿いに日高を経て苫小牧でてんてこまい。登別ではえいちゃんと合流して飲み、洞爺湖、ニセコを経て札幌へ。稚内のライダーハウスで出会ったじーじのおうちに転がり込んで、雨と風と寒さをしのがせてもらう。以下略。

そしていまは日高町の山の中で、バス停で雨宿りしながらこれを書いとります。今日も一日雨なので、図書館に行ったり温泉に行ってからまたこのバス停で寝るかな。たぶん。

このあとは一度札幌に向かい、用事を済ませてから支笏湖経由で海沿いに南下し、それから函館を目指す予定。

なんでいまだにほっきゃあどーをウロウロしてるかというと、実はこの冬、ニセコのアンヌプリ国際スキー場で住み込みバイトをするのだ。寮に入れるのが11月23日からなので、それまでの間できるだけ走っていようかな?と。

しかしこれを書いている10月22日はまだ寒いとはいっても氷点下になることは少なく、平地では雪も降っていないがこれから先はどうなることやら。特に11月中旬~23日まではどうやって寒さをしのぐか?キャンプ場やライダーハウスも10月末で閉まるところが多いから、これからは道の駅、無人駅、バス停などの屋根のあるところを転々とするしかないかも。そして23日に自転車でスキー場までたどり着けるのか?

いまから考えてもどうしようもないから、困ってから切り抜ける作戦になるでしょう。そうでしょう。だってそうやって生きてきましたもの私。

さしんは富良野の麓郷。黒板五郎の石の家。北の国からワールドなのだ。

ではまた!
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釧路~直別  無人駅に助けられる [北陸~北海道]

2011年9月17日 土曜日 678日目

キュイーンと澄み切った朝。気持ちいい晴れなのだ。

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しかし目覚めれば現実にはこんな場所で寝ていた。旅が始まって2年近くになるけど、ワースト3に入るロケーションやった。近くに線路は通ってるし、もし雨が降ったらなんぼ階段の下でも濡れてたやろうし。

手早く片づけてトライアルに走り、まずは今夜の分を買い出ししておく。24時間営業なので、早朝でもこういう買い物に利用できるのはありがたい。お世話になリンス、トライアルさん。

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釧路駅で記念に一枚撮って、

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国道38号沿いにケーズデンキ発見。欲しいものがあるが、まだ開店前だ。隣にマックがあったから、ケーズの開店まで充電とブログ書き。

ケーズではキャンプ用のヘッドランプに使う豆球を買った。こんなの100均とかでも売ってたと思ったが、いまはクリプトン球?とかばっかし売ってる。こういうねじ込み式の球は、もう消えゆくのだろうか?

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そしてここで宝くじ購入!なんでか?

それはね、昨日の夢がトテツモナく良かったからだよ。

ヨッシーがなぜか金髪美女にモテモテになっている。そして手のひらを振ると、小判や金の塊がボロボロと沸いてくる夢やったのだ。こりゃあもう、宝くじ買うしかないっしょ!

寝た場所はワースト3やったが、見た夢はベスト3とはこれいかに?この宝くじ、きっと当たるよ。そしたら旅の予算が急に増えてぜいたく旅行になるかもな~。へっへっへ。

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意味なくニタニタしながら国道38を襟裳岬方面に走る。海岸沿いのルートなので、もう昨日のよな地獄のルートではなく快適に進む。

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それでも白糠(しらぬか)の町のあとにちょっとした峠があり、ゆるゆる走って登っていると雨が降り始めた。強めの降りなので、頂上手前のパーキングに逃げ込み雨宿る。

夕方から雨の予報やったのに、ちょっと降るのが早いな。

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小止みになったのでカッパを着てエイヤと走り出す。坂を下りたところのパシクルパーキングは、キャンプも可、とツーリングマップルに載っているが水道は取り外され立木もないのでハンモック泊出来ない。他に選択肢もないのでずんずん走る。

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4時にまた雨が降り始め、駅前の建物に避難して雨宿る。もう今日はここまでかな~。近くになんにもない場所。駅の名前を見ると直別(ちょくべつ)となっている。

近くにライダーハウスが二軒あるのだが、一軒は値が張る。もう一方は、前までいってみたら営業してなかったしボロボロやったので却下。

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駅舎に戻って小さな待合室を物色していると、旅のノートが置いてある。読んでみるとこの駅で寝泊まりした人のお礼の言葉などが多数あるので、これはヨッシーも泊まりやろ!に決定。

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待合室は一畳くらいしかないので、お一人様限定やな。最終電車にはまだまだ間があるが、構うことはない。独占してしまえ。コンセントも使えてサイコーやなあ。

1時間に一本程度が駅で止まるが、乗り降りする人はあったり無かったり。降りる人があっても、こういう田舎は家の人が車で迎えに来ているので、駅舎の横を素通りで車に向かう。だから寝てても無問題。

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暗くなったら自動で照明も点るし快適やなあ。蒸し暑いのでドアを少し開けておくがそれだと虫が入ってくる。なので蚊帳の大活躍やあ。

走行 50キロ 出費 1062円 (ソーダ、すき焼きたれ、もやし、おにぎり、焼売、とうふ、コーヒー、発泡酒、朝マック、豆球)
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中標津~釧路  地獄の特訓的 [北陸~北海道]

2011年9月16日 金曜日 677日目

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7時起床。なんて心地いい公園なのにだれも来ないんやろう?ってくらい静かやった。ハンモックでなく地面で野宿やったが、屋根のおかげで昨夜の雨はまったく無問題。

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池の鴨?がすぐ近くまで寄ってきてクァクァ言うてる。地面をつついているので、美味しい?と聞くが鴨は返事しない。

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朝になって気がついた。彼のマスコット。名前は小松さん。北海道に渡る前に東北でボランティアしてた時に拾った木の人形である。ちなみに名前は一緒に奉仕活動をした、女性自衛官の名前らしい。可愛いかったんだとか。

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ネームシールが貼ってある。そうか、君はイカイくんか。やっと名前がわかったよ。

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出発前に記念撮影。

イカイくんを残して8時半に出発。また会おう、アミーゴ!そういえば鈴木亜美はどうしてるかな?カンケイナイカ。

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さあもう今日はハードな一日になるよ。とにかく登別に早くたどり着くために、根室とか行かずに国道272で釧路までまっしぐらなのだ。

地図で予想したとおり、ひたすら牧場の中を突っ切って進むナンモナイ道やった。しかもけっこうな頻度でアップダウンが繰り返される。真っ直ぐな道の罠やった。だいたい2キロ登って2キロ下るを繰り返す。

登るほうに比べて下るのは一瞬に感じるせいか、どんどん標高が上がっているような錯覚に落ちる。

しかも今日は夏に逆戻りした如くに暑い。地獄の合宿的走行や。もうそろそろ富士山の頂上くらいかな~、と頭がクラクラしてきたとき、やっとコンビニがあった。

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ソッコーでアイス2本食い。さらに炭酸も飲む。この時点で3時前だが釧路はまだ遠い。たぶん日が暮れるやろうなあ。

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予想通り5時で日が沈みかけてきた。

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体力も気力もかなり消耗である。折れそうな心を支えているのは、トライアル。

ヨッシー大好きな安売りスーパーのトライアルが釧路にあるのだ。そこまではなとしてもたどり着きたい。

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5時半に国道272と国道44の交差点に出た。やっと地獄のアップダウンが終わった。例えて言うなら朝から晩までダミーチャージを延々と繰り返していたようなもんやった。

ライトを点灯して国道44を走り、

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来た~~~。トライアル。6時到着。走行距離は101キロになっている。よく頑張った!感動した!

発泡酒で一人乾杯。安売り弁当を店の前でへたりこんで食い、しばらく放心状態。

ネットで周辺を探すと公園がある。残った力を振り絞ってあと少し走るが、こう言うときに限って見つからんのよね~。

しかたなく高架道路の側道っぽいところの階段下で野宿だ。雨は降らないだろうと思う。というか願う。

走行 101キロ 出費 3528円 (おにぎり、アイス、ジュース、唐揚げ、コーヒー、缶詰、七味、発泡酒、焼酎、登山用ストック、電池)
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標津~中標津  開陽台&再会 [北陸~北海道]

2011年9月15日 木曜日 676日目

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7時起き。静かでよく眠れた。とりあえず知床から離れたし町中なので、クマの心配がなくなった安心からの快眠であろう。

昨夜いったん片づけた蚊帳をまた張り、朝ご飯を自炊する。テントだとこのあたりが楽なんだがなあ。でもハンモック泊も手軽でコンパクトなので悪くはない。

7時50分に公園を出て中標津に向かう。昨日心が折れた坂道は、走ってみればたいしたことなかった。

牧場の中のまっすぐな道を黙々と走り、9時に中標津の町に入った。

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最初に見つけたコインランドリーで洗濯機に汚れ物を放り込んで置いて、開陽台(かいようだい)に向かう。観光地としても有名だが、ライダー、チャリダーの聖地のひとつでもある。地平線が見える場所でもあるが、周辺にはひたすら真っ直ぐな道があったりして人気があるのだ。

26年前はバイクで来たかどうかあんまり覚えてない。地球倶楽部のイベントで来たかな?とにかく丘の上の方だったと記憶している。

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町中にジブラルタ発見。中標津支部?かな?

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案内看板に沿って、道道69から150へと進む。思った通り上り坂が続く。

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中標津空港。

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真っ直ぐな上り坂でバイクが止まって記念撮影していたから、その場所まで行って写真を撮る。でも、一回目は失敗。道が写ってない。

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こんな感じなんやが。

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よし、これでオッケイ。

さっきの場所からさらに登り、道道から右折したらさらにキツい坂道になる。もちろん走れないから重い流星号を押して歩く。

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開陽台が見えてきた。

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駐車場で一息。

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この新しい展望台ができるまえの写真が飾ってあった。ヨッシーが記憶しているのもこのシンプルな建物である。開陽台でテントを張ったら、星がハンパなく綺麗だったとか、当時出会ったライダーたちに聞かされていた。

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しかしいまはクマが出るので、キャンプはできない。どこに行ってもクマクマクマ。クマっちゃうな~。(誰かのダジャレがウツッタ)

帰りは中標津まで下り坂。それでも時間はすでに1時になろうとしている。腹減った。

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そこで爆盛りの店、やまやに入る。ツーリングマップルに載っているお店なのだ。

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注文はこの、やまやスペシャル。980円ならまあエエヤロ。ついでに携帯の充電もお願いする。

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出た!スペシャル。チキンライス一人前の隣に、スパゲティ1.5人前、デカい唐揚げが3つに目玉焼きなのだ。メニュー的にはおこちゃまの好きなものばっかし。つまりは大人のお子さまランチ?

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横から見たら盛りがわかるやろう。完食にて満腹。コインランドリーで乾燥まですませ、つぎは温泉やああ。

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このホテルトーヨーさんは、雑誌HOを使うと無料で入れるのだ!

そしてここでもまた寡黙チャリダーくんに再会。ご縁があるなあ。ちょこっと話してからまた別れ、スーパーで買い出ししてから目を付けていた町中の公園にゆく。

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SLのとこをすーっと入ったところにナイスなあずま屋を発見。さすが、ええ勘しとるわ。まだ明るいけどほとんど人の通らない公園なので、寝る準備してから晩ご飯にする。

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関西人のソウルフード、、、、ってまたかい!

と怒るべからず。

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だんだんうまく焼けるようになってきた。

くつろいでいると自転車が走り寄る独特のタイヤの音がする。振り向かなくても寡黙チャリダーとわかった。網走での初対面から4~5回目の偶然再会になる。よっぽどご縁があるのやな。

彼と一緒にあずま屋で泊まる。

走行 31キロ 出費 2063円 (オレンジジュース、とうふ、トマト、豚肉、発泡酒、やまや、コインランドリー)
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羅臼~標津(しべつ)  返せ! [北陸~北海道]

2011年9月14日 水曜日 675日目

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7時に目覚める。まずまずの快眠。

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昨夜は暗くてわからなかったが、26年前にテントを張った場所を探してみた。なんとなあくあの辺かな?というところは見当がついた。だからってどうってことはない。

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朝の楽しみは露天風呂である。道路を横切って熊の湯にいく。入浴10カ条なんてのがかかっている。中でも、10人中3人が熱いと言わなければ水を足してはいけないなんてのがある。しかしここの湯は熱いのよ!まったく水を差さなかったら47度くらいになるかもよ。そんななのに水を入れるななんてのは、やせ我慢の骨頂でアホらしいだけやと思うが。

ここは羅臼の町の人が有志で管理し、清掃している場所なので、キャンプ場の旅人や観光客は遠慮して入浴せんとイカン立場ではあるが。

何年か前、風の噂で聞いたところでは、もう熊の湯から旅人は締め出しや!、というところまで行きかけたとか行かんかったとか。ヨッシー思うに、原因のひとつに水を入れる入れない騒ぎがあったに違いない。もうそろそろ10カ条から件の一文は抹消したらええんと違うかな?

先に地元のお父さんが入っておられた。今日も熱いかな?と思ったら、お父さんはジャンジャン水を入れている。なのでジャストな温度で気持ちよかった。

自然といろいろお話しさせてもらう。冬の知床の様子や、暖房に使う燃料の変遷で生活が一変したことなど。昔は雪深い山に入り、木を切り出して薪にしていたが、その後石炭になって山に入らなくて良くなった。そしていまは石油になって、石炭の燃えかすを掃除しなくて良くなったとか。熊の湯の協賛金は年間3000円。去年はそれも無しだったそうである。3000円なら協賛してもええな、とか思ったが羅臼に住んでないといかんのやろな。

お父さんもヨッシーと話せたのが楽しかったと見えて、いつもは10分ほどで出るのに今日は30分も入ってたとうれしそうに言った。

撤収して9時にキャンプ場を出発。坂道を下がったところのセイコーマートで京都ナンバーの男性と話す。屋根に組み立て式のカヌーが積んである。見覚えのある形でフジタカヌーとわかり、ひとしきり川下りの話をさせてもらう。ヨッシーもフジタカヌーのカヤックで川下りを覚えた口なのだ。それはもう25年前のことだとは、荒淫矢の如しである。

そのころはカヌーと言えばその国産メーカーしかなく、西宮のアウトドアショップに行ってカヌーください、と言うと、

「赤にしますか、黄色にしますか?」

と聞かれた。今でこそメーカーが増え、輸入品もあるので多彩な選択肢があるが、当時は2択だったのが懐かしい。

京都の人と話しているところに網走の道の駅であった寡黙な日本一周チャリダーと再会した。彼はこれから知床半島の先端方面に走り、海沿いの露天風呂に入るんだとか。ヨッシーが京都の人と話していると、黙ってすーっと走り去った。あまり人と関わりたくないのか、人付き合いが苦手なのか。それはいいとか悪いとかではなく、彼の個性なんだろーな。

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今日はがんばって中標津(なかしべつ)まで走りたい。足は筋肉痛だが休んでいる間はない。9月23日までに登別に行かんとイカン。東京の友達、えいちゃんが旅行にくるから一緒に呑むのだ。国道335は海沿いの道。じゅんの番屋ってのがあったが写真だけ撮ってさっさと通り過ぎる。

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1時40分に標津町の手前までやってきた。足の筋肉痛もつらいが、全体に体がだるくて前に進む気迫が足りん。

2時過ぎに中標津方面に向かう国道272との分岐まで来たが、曲がったとたん目に入った坂道でさらに心が折れた。もう今日はここでええやろ。

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そう決めたらいったん国道をもどり、北方領土館を見学に行く。

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北方四島に日本人が住んでいた頃の古い写真などが展示されて、改めてコレは日本の領土じゃんかと思う。返せ。

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国後島までは一番近いところでは15キロしかなく、備え付けの双眼鏡で島が見えるそうだが今日はかすんでいてよく見えない。

標津町の目抜き通りを行ったり来たりするが、たいした商店もなく結局セイコーマートで総菜を買う。

地域マップで公園を見つけ、丘の上の木立でハンモック泊。湿っぽい場所だからか蚊が多くてたまらん。必殺、蚊帳を張って自炊する。快適。

走行 60キロ 出費 804円 (ジュース、おにぎり、とうふ、総菜、たまご、酎ハイ)
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弥三吉水~羅臼岳頂上~知床峠~羅臼  ダブルヘッダー [北陸~北海道]

2011年9月13日 火曜日 674日目

よかった。熊は出なかった。半分寝たような寝てないような感じやけど。

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木の上の食料も無事である。滑らんように気をつけて回収する。

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5時になって明るくなったから頂上を目指そう。ハンモックや不要なものはここに残置して、帰りにピックアップする。

5時半出発。

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6時、仙人坂。

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海の方を眺める。

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6時半、銀冷水。ここもテント場だけど、立木が少ないと聞いたから弥三吉水に泊まったのだ。

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すぐに羽衣峠にかかる。

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熊の糞発見。昨日すれ違った登山者が言ってたのはこれやろう。先に聞いてたから驚きはない。

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ここから徐々に急な登りになっていく。

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あ!新しい糞を発見。さっきのに比べて瑞々しい。さっきしました、って感じで湯気が出そう。やっぱり熊の巣なんやなあ。

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もう少しで羅臼平(らうすだいら)だけど、その手前が急な登り。

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7時20分、羅臼平に到着。頂上までもう少しだ。

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ここには熊除けのフードコンテナがある。テントで寝ている間、熊におそわれないように食料はこの中に入れる。こういう設備があるのも手伝ってか、登山ガイドには登山者が過去に熊に襲われた事故はないと書いてあった。それを事前に読んだのも、山で泊まることにした理由の一つ。

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10分ほど休憩し、バナナなど食ってから出発。

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もうここからは遮るような高い木はない。

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もう雲が下に見える。国後島は見えないかもしれん。

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岩清水を飲む。

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めちゃめちゃ冷たくて美味しい!あー、焼酎持ってきたら良かったのに~。

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さあ岩場を攻略すれば頂上だよ~。

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でも国後島は雲の下だよ~~。

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かなりの岩場である。ピンクや白の塗料で登る方向が矢印表示してあるが、それがなければちょっと苦労するかも。

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お!どうやらこの岩の先が頂上っぽい。

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よし!8時半登頂!標高1660m。

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渾身のバンザイである。

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こっちが知床半島の東側、羅臼の町がある方だが国後島は雲の下で見えない。

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いま登ってきたウトロ側は晴れて海まで見える。

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みてみい~。これ絶景やろが~~。携帯電波が入るので、NHKラジオビタミンに写真を投稿する。

そして独り占めの頂上で、歌います。知床旅情!



どや!

1時間ほど頂上を楽しんでいるうちに、雲の隙間から国後島も顔を出した。後続の登山者がやってきたので先に下山する。

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頂上からチラリと見えた雪渓のところまで行ってみる。羅臼平まで下りてから、逆に羅臼側に登山道を下りる。上から見たらすぐそこに見えたが、行ってみるとまあまあ遠い。

ガレ場を注意して降り、雪の上に立った。ふーん、って感じであんまり感動はない。利尻島の万年雪の方が、やったぜって思ったな。

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びゃんびゃん下って、

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弥三吉水で機材を撤収して、

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小屋に1時到着。腹減ったのでインスタントラーメンを自炊してから急いでパッキングし直す。

なんで急いでるか。

そう。今日のうちに知床峠を越えて、東側の羅臼の町まで行ってしまおう作戦なのだ。登頂していったん下り、その足でまた知床峠740mを越える、ダブルヘッダーである。

礼文島でもダブルヘッダーやったけど、今回の方がヘビーなダブルやで。

2時に山小屋を出る。ユースホステルまでの下りで調子に乗ってスピードを出し、危うく鹿とぶつかりそうになった。急ブレーキしたので後ろのタイヤが滑ってドキリ。あぶにゃいあぶにゃい。

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ユースホステルからビジターセンターまでの登り返しで、道路脇の標識にパイプが張り付けてあった。忘れ物?なにかのおまじない?目印?

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ビジターセンターで国道334に合流。ここで3時。登りが始まる。

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時々標識に標高が書いてある。ウトロ側からの方が傾斜が緩いから、自転車は楽だと聞いていたとおり、だいたいは走って漕ぎ上がれる。

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370m。80m上がるのに20分くらいかかっている。

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500m。ちょっとナメてたかもしれん。すでに4時半である。

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羅臼岳が左側に見えるが、雲が懸かってきた。

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この左カーブの先くらいが峠の頂上かな?

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振り返ると登ってきた道がぐるぐる回ってる。

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5時20分。薄暗くなった頃、やっと頂上に着く。やっぱナメてたわ。もっと早く着くと思ってたのに。写真は明るめに写っているが、実際はもうかなり暗い。しかも霧が出始めている!

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明かりをつけて注意しながら豪快にダウンヒルする。しかも出てくるかもしれんから、スピード控えめではあるが。

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のぼり2時間半かかったのが、下りは30分。寒くて凍えている。羅臼温泉野営場は、思いでのキャンプ場でもある。26年前に泊まったときは無料だったが、いまは一泊300円する。それでも今夜はここで泊まる。向かいにある無料の露天風呂、熊の湯に入りたいのもあるし。

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湯にいく前に腹ごしらえ。炊事棟でご飯を炊いて、非常用の魚の缶詰で晩ご飯にする。昨日ノンアルコールだったし、ダブルヘッダー成功でほっとしたのもあって焼酎を多めに飲んでから熊の湯へ行く。

地元民がたくさんきている。ヨッシーが入っていくと、一人のオヤジが、

あ!あんた酒臭いな。わしは酒飲まんからすぐわかる。

とか言うのでほかのみなさんも遠ざかっていった。まあええわい。そのほうがゆっくり入れる。

ハンモック泊も慣れてきて、だいたい熟睡できる。さすがに下から冷気がくるので、体の下にエアマットを入れている。最初のうちはコレが夜中にずれてしまっていたが、今は朝までズレない。

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走行 34キロ 出費 300円 (キャンプ場)
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ウトロ~岩尾別~弥三吉水  いよいよ!羅臼岳 [北陸~北海道]

2011年9月12日 月曜日 673日目

予報では今日一日雨となっていたが、降り始めが早まったのでコレは早く止みそうと予感する。

ネットで見たら雨雲が知床半島をすでに遠ざかりつつある。よし!では羅臼岳登山作戦その2、を実行だ。

昨日寝ながらフトひらめいた作戦。

つまりはヨッシーが自転車移動だから時間のやりくりが大変なのである。ウトロから岩尾別までは2時間くらいかかる。登山は早朝から出発したいので、たとえば岩尾別を5時に歩き始めたかったら、午前3時にウトロをでないとイカン。でもそのころはまだ暗いし、途中熊に出会う危険度も高くなる。現に昨日露天風呂で会った釣りのおじさんは、道のそばの川で熊が出てきたと驚いてたし、そんなリスクはかけたくない。

かといって、じゃあ7時とかにウトロを起てば、登りはじめは9時とか9時半になってしまう。もし車やバイクならウトロ~岩尾別は30分くらいの距離なので、こんな苦労はしなくていいんだけどね。

もらった登山マップを見ていたら、登山道沿いにもテントを張れる場所がいくつかあるのに気がついた。じゃあ登山を2日に分けて、1日目はウトロ~岩尾別の移動と、テント場までの登山。2日目に登頂して下りてくれば、山小屋に泊まらずにすむのだ。グッド~~アイデ~ア~~!

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即実行。しかしその前に、心相鑑定の師匠、宮城先生にお誕生日プレゼントとカードを送る。カードは手書きだ。そしてプレゼントは鹿と熊肉の缶詰を用意した。

ほんとは鹿一頭、熊一頭くらい送りたいが、もらったほうも困るやろう。郵便局から発送して、11時に岩尾別へ自転車で出発。またしても昨日と同じ道である。わしゃあ何回行ったり来たりしとるんか。

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またビジターセンターに寄って熊の毛皮をなでてビックリして、

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ユースホステルまで下って、また岩尾別まで登る。

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1時に地の涯に到着。山小屋のオヤジにテント場の様子を聞き、荷造りして自転車を小屋の横に置かせてもらう。

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登山者名簿に名前を書いて、出発は午後2時である。今日は弥三吉水(やさきちみず)という最初のテント場までなので2時間もかからんやろう。

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歩きやすい道なのでサクサク進む。

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でた!やっぱり熊の巣なんやなここらは。鈴をつけるのはもちろん、時々大きな声を出して熊を牽制する。出会い頭にさえあわなければ、熊の方から遠ざかってくれる。なんと叫ぶかいろいろ試したが、一番しっくりくるのは、

「あ~~め~~~ま~~~~」、やった。カンペイちゃんアリガト。

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登山口がすでに高い場所なので、すぐに眺めの良いところに出た。

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そして、熊が出るよ出るよ~、って脅かしまくりの区間をすぎたら今夜のテント場、弥三吉水である。3時半到着。

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名前の通り水が流れて飲めるようになっている。

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山小屋オヤジの言ったとおり、立木があるのでハンモック泊可能だ。寝る準備ばっちり。晩ご飯はコンビニ弁当。

マニュアル通りに食料はビニール袋に入れて木の上にあげることにするが、細引きのロープとかを持ってくるのを忘れて手間取る。

いい感じの木を見つけたが、今朝の雨で幹がまだ濡れている。こんなことしてて落ちたらけがするで~、とか言いながら木登りしてたらやっぱり滑って落ち掛けた。

膝を木に打ち付けて痛かったが、まあこれなら明日は歩けるかな?的な痛みなので助かった。

真っ暗になる前にハンモックに潜り込む。重くなるからと焼酎を持ってこなかったことを軽く後悔。

熊除けの意味で、ラジオをつけっぱなしにして寝る。

走行 14キロ 出費 2992円 (弁当、おにぎり、コーヒー、カップめん、バナナ、缶詰、切手代)
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ウトロ~カムイワッカ~岩尾別~ウトロ [北陸~北海道]

2011年9月11日 日曜日 672日目

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軒先?というか通路で起床。まだ6時だがすぐに行動を起こす。予報では今日は晴れ、明日が雨ということなので羅臼だけ登山のために作戦を練った。

まず今日は秘湯、カムイワッカの滝に行き、その帰りに登山口の岩尾別温泉まで走る。昨日はここまで行きたかったが、夕暮れコールドで道の駅まで退却を強いられた。そして岩尾別で2晩野宿してから頂上まで日帰り登山する作戦なのだ。

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昨日途中まで上りかけた国道334、いわゆる知床横断道路を再び自転車押しながら登る。

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第一鹿発見。ここいらは鹿だらけなのだ。もう珍しくもない。

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50分ほどかけてビジターセンターにたどりつく。さくっと中を見学。熊の毛皮が飾ってある。

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しかも、必ず触れと書いてある。

そこで頭をなでなでしてあげたら、手がゆるゆる動いてビックリする!なんだ、自分の触った動きが毛皮の熊の手に伝わって動いてただけやった。ちょっとナーバスになりすぎ?

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国道からはずれ、道道93号でカムイワッカへ進む。要は知床半島の左側沿いに走るのだ。

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ビジターセンターからは下り坂。せっかく登ったのに、また海のそばまで走り降りる。そこには岩尾別ユースホステルがある。

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そしてここに岩尾別温泉への分岐もあるのだ。いまはカムイワッカなので、知床五湖方面で直進。

そしてここからまた上り坂始まり~。乗ったり押したり、たまに熊除けのために叫んだりしながら進んでいく。

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第二鹿。こいつはおっとりしていて、近ずいても同じ場所でもぐもぐしている。例によって、「おいしい?おいすぅい~~?」、と聞くが無反応である。

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次の分岐、知床五湖とカムイワッカの分かれ道。ここで9時。ウトロの道の駅をでてから2時間経過なのだ。

な!だから知床は手強いのだ。

さあカムイワッカまでは未舗装と聞いていた。走っていけるかどうかは来てみないとわからんかったがチャレンジするしかない。10年くらい前に地球倶楽部で来たときは車やったから、どんな未舗装かは記憶に薄い。

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ぱっと見は走れそうな感じ。どうせこの道しかないからまた戻ってくるので、看板の裏に荷物を下ろして隠すことにする。

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自転車カバーに不要品を入れて包む。

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さあ行くぜ!始まりは砂利が深くて押さねばならんところもあったが、すぐに堅く締まった土の道に少し砂利が浮いている程度になったのでぐいぐい走れる。万一走れなかったら全部歩く覚悟でいたから助かるわ~。

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こおゆう昔の道は左右にジグザグしているが、高低差がほぼ無いので快調に進める。想像では馬にソリを引かせた時代なんかは急坂は上がれないだろうからね。

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時々横切る川の水がとてもきれいに澄んでいる。

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海が見え始めるとなんだかほっとする。

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キツネもうろちょろしとるし。

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約1時間でカムイワッカの滝に到着。う~んこんなところやったかな?観光客の車がたくさん止まっている。ちなみに今、世界遺産になったこともあって、最盛期は自家用車は入れないのだ。シャトルバスで往復することになっている。その最盛期の合間は自家用車も入れるので、こうして車がたくさん止まっているのだ。

そして自転車と徒歩の場合は、いつでも自走でカムイワッカまで入れる。エコの勝利!

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岩の上をなめるように流れる湯の川を、裸足になって歩く。サンダルで登ろうとしたが、かえって歩きづらかった。

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けっこう急なところもあがらんとイカン。

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その急登の直後、立ち入り禁止のロープに阻まれる。たしか以前はこの奥まで行けて、かなり大きな滝壺で入浴した覚えがあるのだが。

熊除けスプレーを腰につけた、管理の人?が川の中を巡回していたので聞いてみたら、何年か前に崩落して滝壺は埋まってしまったそうである。今も危険だから、ち入り制限中とのこと。

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しゃあないので浅いけど真っ裸で入浴。他には誰も入浴者なし!観光客多すぎ。でもそんなのケンケーねえ!そんなのケンケーねえ!

かなりぬるいが、それなりにええ感じで楽しんでたら、さっきの管理のおっちゃんが、

「熊がでたので一度川からあがってください」

と言いにきた。

うっそ~。マッパで逃げるわけにも行かず、まわりに注意しながらあわてて手ぬぐいで体を拭き、ケツも生乾きのまま服を着て川下に降りる。みんな逃げ足が早い。管理のおっちゃんもおらず、ヨッシー一人きりやんか。

どうやら駐車場の上の斜面に親子熊がでたみたいで、川から反対の方に去っていったと誰かが教えてくれた。道路にでてみたら、ちょうど通行止め区間の先のカーブを歩いているところがチラリと見えたが写真には撮れなかった。

中途半端やったので、わざわざもう一回上がって再度入浴。もう次はいつこれるかわからんからな。

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あれが羅臼岳かな?

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ここらは釣りができないのかな?世界遺産になると何かとうるさくなる。

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荷物をデポしたところまで快適に走り、荷造りしてからこんどは岩尾別温泉に向かう。ここですでに午後1時なのだ。

まずは舗装路の下り坂なのでガンガン飛ばす。

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ユースホステルまで下ったら、分岐を岩尾別温泉方面に行き、またしても上り坂なのだ。しかしこの道は舗装されているので安心。

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最後の急坂がきつかったが、2時に岩尾別温泉についた。ここにはホテルがある。名前は、

ホテル地の涯(はて)

名前の割に落ち着いた雰囲気の宿。そしてここには!

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無料混浴露天風呂があるのだ!

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いや待て待て。あわてて入浴する前に登山口などを下見せねば。ここで2晩寝泊まりできるか探らんと。登山口には山小屋がある。ここに泊まればなんの問題もないんやが、一泊2000円はヨッシーには痛い。できればひっそりと野宿したい。

ホテル前の駐車場あたりの立木でハンモックを吊るかな~?と当たりをつけるが、決してベストポジションではない。どうするか思案しながら温泉に入る。

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湯船は3段になっていて、熱い、ぬるい、丁度、の3種になってる。例によって入浴中の姿を記念撮影したが、微妙に股間が怪しいので掲載は自主規制します。

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露天風呂はめちゃ気持ちよかった。できればここで連泊して温泉三昧したいが、明日雨の中で一日待機はつらそうだ。ホテルのロビーで缶ビールを奮発して休憩。携帯の電波がぜんぜん入らない。フロントのお兄さんに、電波ないねえ~、と言うと、

「はい。地の涯でございますから」

と返ってきた。

うだうだ考えている間にもう3時半である。ウトロに戻るならほぼタイムリミットに近い。やっぱり出直そうと考えがまとまり、ウトロの道の駅に向かう。

またしてもユースホステルまで下り、そしてビジターセンターまで坂道をあがり、また下ってウトロに着いた。5時を回って暗くなりかけている。

ご飯を炊いて、山で食べるつもりだった魚の缶詰で夕飯。また軒先で野宿。

夜、予報通り雨が降り始めた。幸い軒先は雨が当たらず快適である。

走行 60キロ 出費 1016円 (おにぎり、缶詰、唐揚げ、酎ハイ、ビール)
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小清水~ウトロ(知床) [北陸~北海道]

2011年9月10日 土曜日 671日目

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5時半起床。寝れたような寝れなかったような。空中で寝るってのは慣れが必要なんだろうな。それまでは出来るだけハンモックで寝ることにしよう。

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小清水からはまず国道391で戻り、途中から国道334でウトロを目指す。さあ!いよいよである。イヨイヨ知床なのだ。無為に過ごした網走を離れ、やっと動き出した感じ。

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うおー山が近づいてきたがあれはナントイウ山なのか。今回知床では羅臼岳(らうすだけ)登山が目的のひとつなので身が引き締まる思いがする。

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道の駅斜里に立ち寄る。あんまり大きな施設ではないが、新しいので無線LANが使えるし共用パソコンも4~5台ある。

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さあ~、国道334を走れば走るだけ知床岬が近づいてくるよ~。曇り空なのが玉に瑕だが。

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河口では釣りの人が鮭を狙ってる?

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道端に観光バスが止まっているのでなんやろうか?とヨッシーも覗き込めば、遡上中の鮭の群れが少し見えた。写真に撮ろうとしたが、水中の魚を撮るのは難しい。

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つぎはオシンコシンの滝。

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ここは前にも観光に来た。今日もバスやレンタカーがたくさんきとる。

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2時40分、ウトロ到着。ゴジラ岩ってのを見てから知床旅情の碑を探す。それは有料駐車場の奥に建っていた。自転車なので駐車料は取られないやろうとそのまま走りこんで観光する。

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それから羅臼岳登山をどうするか考えた。天気予報では明日は晴れるが明後日からは崩れるみたいだし、いっそ今日このまま登山口である岩尾別温泉まで行ってキャンプすれば明日の早朝から登山できる。

でも、ここウトロにもHOを使って無料入浴できるホテルがあるのだ。そこは普通なら1000円なので、絶対に無料で入っておきたい。そこで30分だけ入浴して、そのあと岩尾別に向かう作戦を考え付いた。大急ぎで丘の上のホテル知床へ上る。

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少し迷ったがなんとかたどり着いた。

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フロントで恐る恐るHOを出すと、ちゃんと無料で入れた!

豪華なホテルだけあって広々した浴場である。露天風呂も大きくて開放的。しかし30分しか楽しめないのが悔しい。

大急ぎで体を洗い、服を着て出発するがもう4時になっている。30分の入浴予定やったのに。

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コンビニで食料を大急ぎで買出し、知床峠に向かう坂道を上がっていく。このところ日没が早まっているので、5時半ごろには日が沈み6時には暗くなる。間に合うやろうか。

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曇っているのでなおさら夕暮れが早いような気がする。まだウトロの町から少しはずれに来ただけなのに、早速「クマ出没注意」の看板が目立ち始めた。

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あーーアカン。このペースで登っていたら間に合わん。せっかく40分かけてビジターセンターの手前まで上がったが、今日の岩尾別温泉行きは断念。Uターンして道の駅ウトロにもどる。

駐車場でひげのおっちゃんと再会。下関の人で、定年後ご夫婦でキャンピングカー旅三昧なのだ。網走の道の駅で初めて会い、話が盛り上がったのでよく覚えていた。たしか網走のあとは知床に移動すると言ってたのでたぶん再会する予感はあった。

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ずっと曇っていたが、夕日は雲の隙間から知床を照らしてくれた。

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駐車場の石垣のところで自炊。

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夜は建物の軒下を借りて野宿である。

走行 82キロ 出費 1009円 (おにぎり、カップめん、クッキー、チョコ、キャベツ、カレールー、バナナ、鶏肉、発泡酒、アルミホイル)
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