2009年11月より、実家の兵庫県西宮市を自転車で出発。九州から沖縄に渡り、徳之島、奄美大島、屋久島へ。鹿児島に舞い戻って約1年を九州で過ごし、2011年7月にやっと北海道に上陸。ほぼ全道を走った後ニセコのスキー場で働きながら春を待ち、2012年8月に函館から青森へ。秋田、新潟、福島、岩手、宮城、茨城、そして千葉、東京へ。まだまだ旅は続くのだ。足跡&コメントはこちらから。フェイスブックはヨッシー松田で検索。ジャストギビングを通して、チャレンジボランティアも実施中 http://justgiving.jp/c/1386
ソネットブログはデータ量が1Gしか使えない。なので過去のブログを読みたい人は、いくつかのサイトを行き来して読んでもらわなアカンのですわ。スマンことです。
旅人 ヨッシー松田の日本自転車ぐるぐる旅 (2009年11月~2010年7月) http://tabibito1.blog88.fc2.com/
その1~ 旅人 ヨッシー松田の日本自転車ぐるぐる旅 (2010年7月~2011年8月) http://tabibito843.blog.so-net.ne.jp/
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倶知安~中山峠~定山渓 金沢夫妻との出会い [北陸~北海道]
2011年9月29日 木曜日 689日目
寒かったあ。しかも夜露がひどくて、顔や寝袋にポタポタ落ちてくるし。なかなかぐっすりとは寝られなかった。
日向に濡れたものを全部広げて干す。
昨日の夜、稚内のライダーハウスに同宿だったじーじと連絡が取れたので、中山峠経由で札幌に向かうことにした。
10時半にキャンプ場を出発。国道5号まで出てからマックスバリューでお買い物しておく。国道276で喜茂別(きもべつ)方面に。
京極町をスルーして、喜茂別からは国道230号線を進む。この先の中山峠は標高831m。石北峠が1050mだったのでそれよりは低いし楽勝やろう。根拠はないけど。
1時50分に登りが始まった。
230号になってから片側二車線道路になり、車のスピードが上がった。追い抜く車はほぼ漏れなく80キロオーバー出しとるやろう。歩道がないので左車線の左側を自転車押して歩く。
左に寄れば寄るほど、車はスピードを落とさずに80キロ以上でヨッシーの真横をすり抜けていく。一車線道路より二車線のほうが安全?全く逆である。
運転者の立場からすると左側は遅い車、右は追い越し車線という頭がある。左を走っていると前方になんだか荷物の多い自転車がよたよた歩いている。右によけようとバックミラーを見たら、右車線から速い車が迫っているのが見える。
なのでもう一度前方を見ると、自転車は比較的左端に寄ってるし、このままでも通り抜けられそうに見える。上り坂でスピードを落とすと加速するのに時間がかかるから、えーいこのまますり抜けちゃえ、てことなのだ。
いや、それは実はヨッシーも車を運転しているときは今まで同じことをやっていたと思うが、今自分がチャリダーになって大反省している。道交法を持ち出すまでもなく、歩行者自転車は最優先しなければならないので、横を通過するときは大きく幅をあけるか、それができないときは徐行しなければイカンのだ。
「右によけると後続車に迷惑かな?」、とか、「速度を落としたくないな」、などという理由より、安全運転が優先されるのが当たり前なのだ。
原則を理解してもらいたいのは山々やけど、いまはそれよりこの場をなんとかせねばならん。
そこでヨッシー作戦である。左側車線の真ん中を、自転車押して歩くのだ。一見危ないように思えるが、大きくはみ出すことで後続の車が大きく減速して、右側車線に進路変更して追い抜いてくれる。だからかえって安全なのだ。
え?そんなことしたら渋滞が起こる?迷惑?
そんなことより安全を第一にお願いしたい。
何台かの車からホーンを鳴らされたが、おおむね問題なく歩く。
工事現場の片側通行区間も、ガードマンの誘導で規制側車線を通れたので問題なし。
標高が上がれば紅葉も目に映る。
4時ちょうど、中山峠に到着。
振り返れば羊蹄山が見える。この先札幌に下ると見えなくなるので、最後の勇姿を目に刻む。
峠の駐車場で一休み。休憩所の建物の中にきれいなトイレもあり、ここでも泊まれそうな感じ。でも時間が早いから先に進むのだ。
峠からは一気に下り坂である。めっさ速い。でも風が冷たく手がかじかむ。
定山渓といえば温泉地である。国道沿いのパーキングに今夜の宿泊地を決め、テントを張るかトイレの廊下で野宿かうろうろしながら物色していたら、ヨッシーが来る前から駐車していたキャンピングカーからご夫婦が降りてきた。
自転車の旅ですか?どこから出発ですか?とか聞かれて、こちらもどこからですか?とお返しに聞くと、「オーストラリアから」、と返事があった。
えっ?オーストラリア?どう見ても日本人なんだけど。
変な顔してたら説明してくれた。ご夫婦はいままで23年間オーストラリアで働いてきたんだけど、子供たちが独立したのを期にリタイアしてオーストラリアの家を売り、そのお金を向こうの銀行に預けてその利子で旅しているんだとか。
そういやヨッシーも20数年前にニュージーランドを旅したとき、銀行定期預金の利子が12.5パーセントだったのでなけなしの金を預けたことがある。さすがに今はそんな高利ではないにしても、8%くらいはつくんじゃないだろうか。
しかしこのところの円高で、旅の予算が少なくって困ってるんだとか。
誘われて一緒に近くの温泉に行く。金沢さんも雑誌HOを活用しているので、同じく割り引き特典を受けられるホテルで入浴。400円なり。奥さんは風邪気味なので車でお留守番。
そのあと、おでんの夕食に招待いただいた。
金沢さん夫妻は、自営で建具屋さんをやっていたそうである。オーストラリアで建具?それが結構日本料理店の内装や、一般住宅でも日本テイストの需要があったらしい。
楽しく飲んで食べたあと、風邪の奥さんを気遣って早めにおいとまする。
今夜はもう電話ボックスで寝るのだ。ボックスというか、コンクリート製の建物で、2畳くらいのスペースがある。携帯が常識の世で、こんな山中の電話ボックスを使いに来る人もおるまいて。朝まで独占じゃ。
夜の10時ごろ、外が騒がしくなってきた。車やバイクがたくさん集まっている。走り屋っぽい感じ。中にはコスプレしてる奴もいる。
でもヤンキーではない。ヤンキーは見たらわかる。なので実害はないやろう。
はよ帰って欲しいなあと祈りつつ寝ころんでたら、11時頃には解散して一斉に走り去った。
走行 74キロ 出費 837円 (おにぎり、もやし、ジュース、発泡酒、温泉)
寒かったあ。しかも夜露がひどくて、顔や寝袋にポタポタ落ちてくるし。なかなかぐっすりとは寝られなかった。
日向に濡れたものを全部広げて干す。
昨日の夜、稚内のライダーハウスに同宿だったじーじと連絡が取れたので、中山峠経由で札幌に向かうことにした。
10時半にキャンプ場を出発。国道5号まで出てからマックスバリューでお買い物しておく。国道276で喜茂別(きもべつ)方面に。
京極町をスルーして、喜茂別からは国道230号線を進む。この先の中山峠は標高831m。石北峠が1050mだったのでそれよりは低いし楽勝やろう。根拠はないけど。
1時50分に登りが始まった。
230号になってから片側二車線道路になり、車のスピードが上がった。追い抜く車はほぼ漏れなく80キロオーバー出しとるやろう。歩道がないので左車線の左側を自転車押して歩く。
左に寄れば寄るほど、車はスピードを落とさずに80キロ以上でヨッシーの真横をすり抜けていく。一車線道路より二車線のほうが安全?全く逆である。
運転者の立場からすると左側は遅い車、右は追い越し車線という頭がある。左を走っていると前方になんだか荷物の多い自転車がよたよた歩いている。右によけようとバックミラーを見たら、右車線から速い車が迫っているのが見える。
なのでもう一度前方を見ると、自転車は比較的左端に寄ってるし、このままでも通り抜けられそうに見える。上り坂でスピードを落とすと加速するのに時間がかかるから、えーいこのまますり抜けちゃえ、てことなのだ。
いや、それは実はヨッシーも車を運転しているときは今まで同じことをやっていたと思うが、今自分がチャリダーになって大反省している。道交法を持ち出すまでもなく、歩行者自転車は最優先しなければならないので、横を通過するときは大きく幅をあけるか、それができないときは徐行しなければイカンのだ。
「右によけると後続車に迷惑かな?」、とか、「速度を落としたくないな」、などという理由より、安全運転が優先されるのが当たり前なのだ。
原則を理解してもらいたいのは山々やけど、いまはそれよりこの場をなんとかせねばならん。
そこでヨッシー作戦である。左側車線の真ん中を、自転車押して歩くのだ。一見危ないように思えるが、大きくはみ出すことで後続の車が大きく減速して、右側車線に進路変更して追い抜いてくれる。だからかえって安全なのだ。
え?そんなことしたら渋滞が起こる?迷惑?
そんなことより安全を第一にお願いしたい。
何台かの車からホーンを鳴らされたが、おおむね問題なく歩く。
工事現場の片側通行区間も、ガードマンの誘導で規制側車線を通れたので問題なし。
標高が上がれば紅葉も目に映る。
4時ちょうど、中山峠に到着。
振り返れば羊蹄山が見える。この先札幌に下ると見えなくなるので、最後の勇姿を目に刻む。
峠の駐車場で一休み。休憩所の建物の中にきれいなトイレもあり、ここでも泊まれそうな感じ。でも時間が早いから先に進むのだ。
峠からは一気に下り坂である。めっさ速い。でも風が冷たく手がかじかむ。
定山渓といえば温泉地である。国道沿いのパーキングに今夜の宿泊地を決め、テントを張るかトイレの廊下で野宿かうろうろしながら物色していたら、ヨッシーが来る前から駐車していたキャンピングカーからご夫婦が降りてきた。
自転車の旅ですか?どこから出発ですか?とか聞かれて、こちらもどこからですか?とお返しに聞くと、「オーストラリアから」、と返事があった。
えっ?オーストラリア?どう見ても日本人なんだけど。
変な顔してたら説明してくれた。ご夫婦はいままで23年間オーストラリアで働いてきたんだけど、子供たちが独立したのを期にリタイアしてオーストラリアの家を売り、そのお金を向こうの銀行に預けてその利子で旅しているんだとか。
そういやヨッシーも20数年前にニュージーランドを旅したとき、銀行定期預金の利子が12.5パーセントだったのでなけなしの金を預けたことがある。さすがに今はそんな高利ではないにしても、8%くらいはつくんじゃないだろうか。
しかしこのところの円高で、旅の予算が少なくって困ってるんだとか。
誘われて一緒に近くの温泉に行く。金沢さんも雑誌HOを活用しているので、同じく割り引き特典を受けられるホテルで入浴。400円なり。奥さんは風邪気味なので車でお留守番。
そのあと、おでんの夕食に招待いただいた。
金沢さん夫妻は、自営で建具屋さんをやっていたそうである。オーストラリアで建具?それが結構日本料理店の内装や、一般住宅でも日本テイストの需要があったらしい。
楽しく飲んで食べたあと、風邪の奥さんを気遣って早めにおいとまする。
今夜はもう電話ボックスで寝るのだ。ボックスというか、コンクリート製の建物で、2畳くらいのスペースがある。携帯が常識の世で、こんな山中の電話ボックスを使いに来る人もおるまいて。朝まで独占じゃ。
夜の10時ごろ、外が騒がしくなってきた。車やバイクがたくさん集まっている。走り屋っぽい感じ。中にはコスプレしてる奴もいる。
でもヤンキーではない。ヤンキーは見たらわかる。なので実害はないやろう。
はよ帰って欲しいなあと祈りつつ寝ころんでたら、11時頃には解散して一斉に走り去った。
走行 74キロ 出費 837円 (おにぎり、もやし、ジュース、発泡酒、温泉)
先日、中国に行ってきたんだけど、いつかシルクロードを自転車で旅したいと思ってたけど、あれじゃ命がいくつあっても足りないね(笑)。
http://cafe.cyclestyle.net/user/diary/detail/?reffer_id=4053&id=91828
by プカプカ (2011-12-22 14:00)
プカプカさん なんと中国旅でしたか。広島とか岡山県ではなく、中華民国ですな。シルクドーロはそんなに危険でつか!そういや山口県の錦帯橋で会った香港人も、シルクドーロを自転車で旅したがトテツモナク大変やったと言ってたな。でも、天の邪鬼ヨッシーはそんなことを言われると逆に行きたくなるう。
by 旅人ヨッシー松田843 (2011-12-22 14:41)